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ミライデザインラボ

室長ブログ

お父さんお母さんが手伝う「定期テスト対策」

定期テスト対策として効果的なのは
試験範囲に提示されている問題集の当該ページを3周やることです。

定期テスト対策法

1周目は普通に解く。
間違えた問題とわからなかった問題についてじっくりと解説を読んで理解し,解き直す。

2周目は1周目に×がついた問題だけ解き直す。
間違えた問題とわからなかった問題について解説を見ながら解き直す。

3周目は全部の問題を解き直す。
ここでわからない問題がある場合(とくにまったくピンと来ないようなら何かしら大きな問題があるので今すぐ僕にメールしてください。)
できればここでは100点が望ましいところですが,計算ミスなどのケアレスミスで満点ではなくても,解法がわかっていればOKとします。

これで定期テストの手応えがなければ,問題は山積みなので今すぐ個別指導塾か本気の家庭教師を付けてしっかり基礎からやり直してください。

この定期テスト学習法で,お父さんお母さんが手伝うことができる一番のポイントは,問題集をあらかじめコピーしておくことです。

お父さんとお母さんのチカラで,コピーをしてあげてください。
コンビニでもいいし,会社でこっそりコピーしてもいいし,とにかく準備を手伝ったよ!という体裁を作ってみましょう。

問題の解法をノートに記述していけば,コピーはいらないのですが,問題集の提出が宿題になっていることがあって,できれば先に宿題を終えてしまいたいというお子さんたちの心理にも配慮してあげたほうがいいかなと思います。

また,しっかりとしたデータではありませんが,ノートを上手に使うことができるのは成績でいうと上位10%ぐらいの層だけだという話もあり,問題集に直接書き込む方が,問題に集中しやすいとか,他の情報が入ってきやすいとかいうことはありますので,1回目は問題集に直接解いていって欲しいと思います。

だからこそコピーをあらかじめとっておくお父さんとお母さんの仕事はとっても重要です。それぐらい自分でやれよと思うでしょうけれど,まぁほっとくとやらないので,お父さんもお母さんも期待しているのよ感を出すためにも,お手伝いをしてあげて,協働をアピールしていきましょう。

同じテキストを3周やる方法は,いろんな先生方が推奨しておられます。
それぐらい最強の方法だということです。

ひとつは忘却曲線に基づいた,もっと効果的な復習タイミングがつくりやすいこと。

ふたつに繰り返し同じ問題を解くことで,ステップアップした自分を認めてあげやすいこと。

みっつ,そもそも中学の定期テストは指定された範囲と問題集と似たような問題が出ること。

したがって,指定されたテキストを3周というこの方法をとれば,間違いなく定期テストの手応えはあがります。得点が上がるかどうかは,他にも複数の要素があるので一概に保証はできませんが,手応えがあがれば次回へのモチベーションもあがります。

ちなみに,短期的に効果をあげたい場合でもこの方法は役に立ちます。
これまで学校の勉強がわからなくて,わかったときの達成感とか,テストの点数があがったときのよろこびを感じたことがない子どもには,この方法をぜひ試してみてください。

ただし,いちばんの問題は「3周できるか」というただ一点です。
同じテキストを3周やるのは,なかなかの覚悟が必要ですし,実際に行動に移せるひとはそんなにたくさんいません。1周終えた時点である種の達成感はありますし,終わった!という気持ちになってしまうとそれ以上を継続してやろうとはなかなか思わないんですね。

騙されたとおもって1回やってみたらいいんですけど,なかなかそうもうまくいかないものです。

そんなとき,お父さんお母さんは静かに見守るのがよいと思います。いろいろと手伝ってあげたのに,結局2周目もいかないとなればイライラもしますが,そこでイライラをぶつけてしまうともう3周法にはチャレンジしなくなってしまうので,3周とは言わず,とりあえず2周。いやとりあえずあと1ページだけでも。みたいに少しずつ増やしていきましょうか。

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