MENU

ミライデザインラボ

室長ブログ

【最新情報】10月1日現在の状況と感想など。コーチング 学習塾 /ミライデザインラボ 安城

コーチング 学習塾 ミライデザインラボ安城

オンライン授業漬けの9月でした。

緊急事態宣言もとりあえず解除になりました。

僕はというと,オンライン授業三昧の一か月でした。おかげさまでオンライン授業のスタートは上々ですが,継続して受講する生徒さんはまだいません。

単発授業を20名弱のひとが受けてくださいまして,いろいろなフィードバックをもらっています。とりわけ「7つの習慣J®」オンラインでは,たくさん考えさせられるコメントをもらいました。オトナにも響く授業が少しでもできたのかなぁとうれしく思っています。

そして,ミライデザインラボ本体はまだまだこれからというところです。
塾の認知がされるまで2~3年は,落ち着いて地に足を付けて今できることをコツコツとやっていきたいと考えています。目先のことではなく,10年後20年後をみて,すぐには効果は見えないけれど,将来その効果がジワジワと功を奏すように下地をつくっていきたいと思っています。

9月は塾の見学と相談に来てくださった方が5組いらっしゃいました。
個々に様々な事情を抱え,それを吐露されるお父さんお母さんの胸中たるや,胸が詰まる思いで聞き入ったケースもありました。

塾には行きたくない,とポツリとつぶやいた女の子がいました。
でもお父さんにもお母さんにもそれを伝えられないのです。ご両親もお子さんのことを一生懸命に考えているのですが,一番大事な本人の希望が聴けていないのです。学校の授業が難しくてわからないとき,学習塾での補完が思い浮かぶのは普通のことです。けれども,やっぱり一度じっくりと本人と話をしてほしいなぁと感じます。その時には,ぜひお子さんの意見をいったんは受け入れてあげてください,聴き手に受容体ができていないと,話し手は核心には触れられません。怖くて口にできないのです。

自分も傷つくかもしれないし,相手を傷つけるかもしれない。
そういう怖さは誰しも感じたことがあるのではないでしょうか。

ところで,中学3年生の9月になった今でも「高校受験今からでも間に合いますか?」というお問い合わせをもらいます。丁寧にミライデザインラボのコンセプトをお話するのですが,最後にこれを言われると正直へこみますね。

おまけに「じゃぁ結構です。」とバッサリ斬られると,覚悟はしていても胸に突き刺さることはあります(笑)。

たいへん申し訳ないのですが,目先の10点20点を獲得することはあんまり教えていません。
もちろん,僕が「目先の」だと考えていても,そんなふうには感じない「極めて重要な10点だ」と考えるひと,その10点こそが切実なのだと訴えるお父さんお母さんはたくさんいらっしゃると思います。そして僕自身もその目先の10点を拾うことの重要性は重々承知しているので,中学3年生の9月にそれを求める気持ちも理解できるのですが,一方で「それがすべて」「それができないなら塾の価値はなし」と考えられてしまうと,少し胸が痛みます。

「勉強は教えない!」は,謳い文句なので,実際はもちろん教えています。しかし僕にとって学習は媒体に過ぎません。重要なのは「対話」です。ひとつひとつの「対話」と「関わり方」です。

これはもしかしたら言い過ぎなのかもしれませんが,本来「主体性」や「自立性」あるいは「自律性」は「家庭で学ぶこと」なのかなと思っています。しかし一方で共働き世帯やシンママ,シンパパたちは,そのままの意味で生きること,子どもたちを育てるために時間に忙殺され,大人になるための教育を施すことが昨今では難しくなっているのが事実なのではないでしょうか。

そして,もうひとつ。
そもそも主体性やジリツを育む手法が,今,多様性や自由,あるいは個性,そして情報過多によって忘れ去られつつあるのではないかと僕は考えています。いえ,忘れ去られるというのは適当ではないですね。元々見ている場所が異なるのでしょう―情報過多というのは「安易に」効果をあげられる手法に人々が注目しやすい,ということを言っています。動画文化,映像偏重はこれに拍車をかけていると感じます。短期的に効果をあげるための情報の方が楽に手に入ることを危惧しています。―さらに,視点を自由に変えられるオトナがまだまだ少ないと感じています。つまるところ,見ている場所が違うのですね。テストの得点を上げたいと思うのは,本来「親」ではなくて,ある目的や目標を達成するためにその得点が必要だと感じるひと(すなわちこの場合は受験生)なのに,本人はそのことを親に預けてしまっています。

そうでなければ本人の希望とは無関係に親が勝手に(自主的に?)その手法でなく,得点アップ法を教えてくれる人を探してくれていることになりますが,この時,「誰の価値観に基づいて,それを探しているのか?」という点にはひとつも視点がおかれていないのです。

この”オトナが視点移動ができていないこと”が意味するのは,「親は子どもたちの主体性を育む機会を奪っている」ということです。

得点が欲しいのに,得点をアップするための「何か」―それは参考書を買ってきて独学で学ぶことかもしれませんし,自分に合う塾を探して,そこへ行って勉強することかもしれません。あるいは得点をあげる誰かに話を聴くことや,学校の先生に教えを乞うことかもしれません。―を探すのは,なにを最も必要としているのかわかっている「本人」ではなく,思い込みや偏ったパラダイムでその必要な「何か」を決めてしまっている「他の誰か」なわけです。

僕はそれをまずは子どもたちに聞いてあげて欲しいと思っています。
親にできるのは提案することまでです。提案を受け入れるか否かは,主体である子どもたちが検討し,相談し,決断するのです。それが主体性を育むということです。

主体的に決断をしなくては自信をもって「責任をもつ」ことができません。
挫折したとき,それが今の自分の実力なのだと勇気をもって受容することができません。
そういうとき,主体性を持たない子どもたちはどう考えるか。

「俺は悪くない。」

です。
決めたのは俺じゃないし,あそこの塾の先生の教え方が悪かったんだし,そもそも塾に行くのも俺が決めたわけじゃない。だから俺は悪くない。

僕は大学の窓口でそういう学生たちをたくさん見てきました。
そして,そういう子どもたちの後ろには決まって「代わりに決めてくれる保護者」がいました。

僕は「主体性」と「ジリツ性」こそが活きるためにもっとも重要なファクターだと考えていますが,そのうえに積み重なる学歴を求めることもテストや受験のテクニックを身に付けることもまた重要であると考えています。手順として「人格」と言われる樹木で言えば根や幹の部分である「主体性」「ジリツ性」を育み,そのうえで「個性」と言われるスキルやテクニックを学ばなくては,樹木は枯れてしまいます。

短期的に効果をあげるのは「個性」ですが,それだけではいけないと考えているのです。
昨今のわかりやすいスキルやテクニック一辺倒では,日本の教育はこのまま衰退の一途をたどるだろうと思っています。

これまでのように家庭でそれを教えられるような環境ではなくなりつつあります。
だからこそ,ラボに来て,勉強したり,話をしたり,本を読んだり。互いに教えあったり,ディスカッションしたり,一生懸命勉強している誰かの横顔をみて,ああ自分もがんばろう!と再認識したり,あるいは,ツライことを吐露したり,腹が立ったことをぶちまけたり,家庭ではできなくなりつつある「主体性」と「ジリツ性」を育む何気ない関わり方を重視したサードプレイスをつくっていきたいと思っているのです。

ラボの9月

自民党の総裁選もありましたし,まぁそんな政治的な話とかしたり(しかし派閥の論理なんて小学生や中学生にはちょっと理解しがたいですかね。大きなことを達成しようとする際,チームで動く方が楽は楽ですけどね。派閥というと,どっちかというとまとまってインチキしてるみたいな悪いイメージが付きまといますからね…),自立ってなんやねんというような話をしたりしました。

また,ちょっと視点を変えて「バイアス」の話をしてみました。認知バイアスは我々にとって避けてとおれない理不尽のひとつです。何かを考えたり,思ったり,読み取ろうとしたとき,脳の仕組みとしても何らかのバイアスがかかるようにできているのです。うえで書いた偉そうなことも僕固有の(あるいはエビデンスをもつ周知の)バイアスが掛かっているに違いなので,これらを読むみなさんもそのあたりに注意しながら,だまされないように読んでもらえるとうれしいです。

中でも「確証バイアス」のクイズを子どもたちに出したら,思いの外よろこんでもらえました。なかなか論理的に解答にたどり着くのは難しいのですけど。

中高生のみなさん!

さて,そんなわけで中高生のみんなは,落ち着いて学習できる空間,落ち着いて話を聴いてもらえる空間に魅力を感じたら,いますぐミライデザインラボをおとずれてください。

なにかいま考えたいことがあるひと,自分が何をしたいのかわからないひと,これからどんなひとになりたいかぼやっとしているひと,そんなひとこそ相談に来てください!

なにかを考えるというのは,本当は簡単なことではありません。
ひとりで考えるのが難しいと思ったら,ぜひミライデザインラボに相談してくださいね。

相談なんて堅苦しい言い方は不要です。雑談でOKです。
雑談+相談=雑相なんていい方もします。
ぜひ,ラボに雑相しに来てください!大歓迎です!(もちろん無料で。このあたりはボランティアなので。)

10月のミライデザインラボ

10月のラボ本体への入会者はゼロ人でしたが,オンライン単発授業は20人弱の受講者がありました。
オンライン授業はラボの授業に無理のないようにボチボチやっていきます。11月は「学習習慣を身に付ける」ためのオンライン授業を計画しています。

そして引き続きオンライン授業やります。

「ミライデザインラボ.ONLINE」です。

コンテンツですが,
ひとつは「7つの習慣J®」オンライン。
ジリツ性と主体性を育むためのオンライン授業です。
書籍『7つの習慣』を元に設計された本当に理想的な内容です。ラボとの親和性の高さもさることながら,子どものころにこんな授業を受けられたら,僕の人生はもっと変わっていたのではないだろうかと思わず唸らされた内容です。

※「7つの習慣®」および「7つの習慣J®」はフランクリン・コヴィー・ジャパン社の登録商標です。

対象年齢は12歳以上を推奨します。
小学生向けにもプログラムがあるので,もしもご興味がある方がおられましたらお問い合わせください。

中高生向け「自学自習サポ」

もうひとつは,中高生向けに
「自学自習サポートコース」をオンライン化したいと考えています。
週1回80~90分のチームラーニングを月4回で17,000円で提供したいと思っています。

↓当該ページでは,中学生向けとしていますが,高校生も対応可能です。
高校生は基本的に自己リーダーシップと自己マネジメントだけで十分機能すると考えています。
高校生向けのセルフリーディングでは,この2軸を中心にしてマネジメントを徹底的に行います。

これら2軸は,以降の成長を促すためにも必須です。
逆に言えば,これら2軸をさておいて,答案作成のテクニックやスキルを先に覚えてしまうと受験には役に立ちますが,人生には役に立ちません。したがって受験対策としてはアンマッチなのでご注意ください。

本当を言うと,受験対策としても決してアンマッチではないのですが,やり方としては中長期的な対策ですし,わかりやすく即座にテストの点数と結びつくかというとそういうものではありません。コツコツと学びを続け,短期的な得点アップでなく真の実力をつけるために必要な要素を積み上げていくもの,という意味で受験対策としても本来は十分な成果をあげられるプログラムです。

自学自習サポートコースの詳細はこちら。

また,WEBに載っていないような内容についてもご相談をお受けしております。
原則,漠然とした成績アップや受験対応のカリキュラムを扱わないつもりですが,「まずは平均点を目指したいという本人のたっての希望」とか「英語が苦手だけど,嫌いじゃないから,わかるまでしっかり教えてほしい。」といった子どもたち本人の強い希望がありましたら,できる限り対応しますので一度ご相談ください。

自由と多様,主体性とジリツ性を謳う以上,いかなるご相談もいったんはお受けしたいと思っています。我々にお手伝いできることがあればいいなと思っています。

ご参考まで,10/1現在の空き状況を記載します。

1.小学生コース

毎週日曜日/90分
プログラミング60分+休憩10分+学習補完30分
小3以上

1時間目(9:00-10:40) 5 / 8席
2時間目(11:00-12:30) 8 / 8席

2.小学生/中学生/高校生 コーチングコース

学び放題(平日16:00-22:00/日曜日9:00-13:00/土曜日・祝日はお休み)

27 / 30 席

コーチング 学習塾 ミライデザインラボ安城

< ブログ一覧ページに戻る

上矢印