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ミライデザインラボ

室長ブログ

とにかく毎日通うこと。

コーチング学習塾ミライデザインラボ

なんとなく思いついたので垂れ流します。
思いついたままに書くので滅茶苦茶かもしれません。あらかじめご了承ください。

ミライデザインラボのコンセプトのひとつに,子どもたちの第3の居場所サードプレイスであること,というのがあります。サードプレイスというのは,かのスターバックスコーヒーが最初に使った言葉なのだそうですが,まさしくこれと同じコンセプトなのです。

親子っていろいろと難しいんですよね。
親からみると,子どもたちが将来苦労しないようにとか,困らないようにとかね,自分が生きている間に,ジリツして一人で生きていくために,我々が今できることは何か?って考えて,それこそ自分が失敗してきた道を通らなくても済むように,自分がやり残してしまったなーなんて思うこと,あるいは逆に自分がやってきてよかったことや,成功したと思っていることなんかを,どうしても子どもに伝えたくて,どうしても行動につなげて欲しくって,まるで自分のことのように心配をしてしまうんですよね。

で,どうなるか。
これはもう自分の人生を振り返ればすぐにわかることなんですが,子どもたちからすればウザイわけです。お父さんやお母さんはあんなふうに言うけれど,僕や私が同じように失敗するかどうか,同じようにそれが自分にとって有効なものかどうか。そんなのわかんないんですよ。

子どもだから,わかんない。のではなくて,事実わからないんですね。
ひとはみなそれぞれに違いますから,同じことを同じように受け止めることはありません。一見同じように受け止めているようにみえることもありますが,ジッサイは同じではありません。

パラダイムの話を度々しますが,ひとはそれぞれ異なるパラダイムを持っています。パラダイムは環境や教育,経歴,学習,立場,性格,人格,時,場所,とにかく様々な要素が超複雑に絡み合って絡み合ってできているものですから,それらの条件が完全に合致する人間なんていない以上,似たようなものだとしても,同じではありません。

同じでないパラダイムを通してみれば,事実もやはり同じにはなりえません。

じゃぁどうすればいいんだろう。
ほっとくと子どもたちは勉強しないし,テレビばっかりだし,遊んでばっかりだし,朝からYouTubeばっかりだし,でも勉強しろって言えば怒るし,余計やらなくなるし,モチベーションも下がる,こっちのテンションも下がるし,それどころかイライラして仕事も手に付かなくなったり,他の人に八つ当たりしちゃったり,下手すると子どもが夜出かけたっきり帰ってこないし,どうすりゃいいの!

ということにもなりかねません。

なので,ラボはサードプレイスになろうと思いました。

勉強はラボでやればいい。そのかわり,家では勉強はしない。勉強しないって決めたんだから「勉強しなさい」とか「宿題はやったの?」とかそういう言葉は家からはなくしましょう。その代わりに,もっと大事な話をしてください。

それがサードプレイスの考え方の一つです。

ただし,ラボに来ていても「学習している」かどうかは実際のところはわかりません。そういう覚悟は必要です。ラボは基本的に本人が嫌がる学習をすすめないので,日によってはテキスト教材や教科書の解説みたいなことはまったくしないで,本人がストレスを感じないような形で間接的に学習をすすめたりします。

YouTubeはそういう意味で革新的です。
内容や見せ方で,勉強感をほとんどゼロのまま学習すすめちゃったりできます。
要するに興味を持つことができれば,動画をノリノリで見続けることはたいていできます。というか,学習内容や教え方も正直,そのへんの予備校講師なんて顔負けの内容の学習内容をバンバン無料で出してます。こういうのを使って気分が乗らない子どもたちでも学習を間接的に進めたり,あるいは僕とディカッションすることで学校では習わない社会の仕組みや大人が教えなくてはいけない道徳や人生のバランスのとり方を学ぶことができると考えています。

また,コーチングの手法も,対話そのものの中に含まれています。
普通に会話をしているだけのように見えても,そこに含まれる対話の手法(これはスキルとかテクニックの類ですが)は,確実に子どもたちの頭の中に「空白」を創ります。

ひとは「空白」を創られると,自然に考えてその空白を埋めようとするのです。それこそ無意識に答えを探し続けるのです。

いずれにしても,やる気がないときに無理矢理テキスト教材へ向かせることは,相当な難易度ですし,やってもそんなに効果はあがりません。

事実,無理矢理やらせるにしても,大人にできることは限られています。
無駄だとわかっていながら「勉強しなさい!」って言ってみたり,勉強しないならゲームをとりあげてみたり。賞罰なんて本当に無駄です。そこから何かを学ぶことはありません。学ぶのは反抗心や短絡的に自分の主張をとおすという手法ぐらいです(親としての愛情をそこから感じ取るのは子どもたちには難しいと思いますし,優等生な子どもなら表面的に理解を示すのでなおさら技術として学んでしまうかもしれません)。

ラボでは,お父さんやお母さんたちがみるともしかしたら「勉強しなさい!」と言いたくなる局面でも,無理矢理に「学習」を意識させないことを考えます。いかなる手法でも「勉強であること」を意識させ過ぎれば,子どもたちの拒否が始まるからです。

だからそういう難しいことはしないに限ります。
ひとの向上心を信じて,やる気がないときは,やる気のなさに付き合います。

しかし,それはもしかしたら「親の愛」とは異なる論理で子どもたちの成長を支援したいと思っている我々だからこそできることなのかもしれません。そしてそれこそがラボがサードプレイスとしてできあがった理由でもあります。もうお父さんやお母さんたちが「勉強しなさい」と言わなくてもいいようにする,そのためにラボはあります。

とにかく毎日ラボへ来てください。
勉強はラボでする。家ではしない。だから家では「勉強しなさい」は不要です。

そして,ラボでは勉強していることを信じてあげてください。
信じてあげることで,子どもたちは自然に「ああ勉強もしなくちゃなー」という時期に自動的に移行していきます!

と,そんなことをふと思いました。

ミライデザインラボは自分で自分の未来を描く子どもたちの成長を支えます!

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