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ミライデザインラボ

室長ブログ

読解力の向上につながるような教材ないですかね。あ論理エンジン。

かねてから多数のご相談をいただいております「読解力」の向上の件。
何か役立つものはないかと探しておりましたところ興味をひく教材を見つけたので,このひと月ほど内容を吟味しつつラボに取り込むことはできないかなーと模索しておりました。

一部簡易版が市販されているそうなので,ご存じの方もいると思いますが「論理エンジン」というなかなか骨のある厚めの内容の教材(学習塾で取り扱うのは,市販されていない教育機関向けのもの)です。

他に類をみない独特の国語教育システムと開発者の出口先生は言っています。ポイントは次の10項目。

  1. 一文の要点「主語~述語」をつかまえる
  2. 言葉のつながりを意識する
  3. 一文の構造をつかまえる
  4. スパイラル方式とクイズ感覚を活用する
  5. 文と文との論理的関係をつかまえる
  6. イコールの関係をつかまえる
  7. 対立関係をつかまえる
  8. 因果関係をつかまえる
  9. 意味段落から文章全体の論理構造へ
  10. 心情を把握する

引用元:論理エンジン公式サイト(www.ronri.jp)
論理エンジンを知る10のtips | 論理エンジンとは? |

論理エンジンがいう「論理」はシンプルに「ものごとの筋道」を指しています。
他者を意識するとき,たとえば日頃のコミュニケーションにおいて論理性は重要な事項となります。とりわけ「誰かに読んでもらう文章」を書く,というコミュニケーションにおいては,不特定多数の他者の理解を意識する必然があり,自ずと筋道がとおった文章をつくらなくてはなりません。

他方,読み手からすれば筋道を意識して読むことで,最初から最後までを見通すことができます。筋道を追って読む,すなわち論理的に読むことができれば,要点を掴むことが上手になりますし,全体の要約も自然にできるようになります。

論理エンジンを学ぶことで読解力がつき,国語だけでなく,その他の教科においても成績の向上が見られるということですが(驚いたことに,現代文よりも英語や数学の方がその効果が早く現れるのだそうです),言語教科に限らずあらゆる教科は「論理」という約束でなりたっているからであると論理エンジンの説明文の中で述べられています。

論理エンジンの開発をした出口先生は,また「論理エンジン」についてこうも述べています。

私の書いた参考書を使って成績が上がる受験生もいれば、上がらない受験生もいる。
失敗した受験生は当然、不満を口にするのだが、そのなかでいちばん多いのは次のようなものである。
「あの先生の本はわかった気にさせるが、ちっとも力がつかない」
そのとおりである。
私の本を読んで、私が入試問題をどのように読み、どのように解いたかを知っても、次の瞬間に受験生が私と同じ頭の使い方ができるはずがない。
大リーガーのイチロー選手がバッティングの技術を本にまとめたとして、その本を読んだ人がすぐにイチロー選手と同じバッティングができるはずがないのと同じことだ。それは当たり前のことなのに、受験現代文となると、その当たり前のことが怪しくなる。
考えてもみてほしい。一冊の本を読むだけでうまくいくなら、だれも私の講義を一年間受講する必要もないし、高校までの十二年間の国語の授業など無意味といえる。
プロ野球選手は、最初は一年間戦えるように体を鍛え、フォームを意識して練習をする。徹底的に打ち込み、投げ込み練習をして、フォームを自分のものとする。
そのうえで、紅白戦、オープン戦など、実戦練習に進む。だからこそ、そのフォームに習熟し、試合のときは無意識に体が動くのである。
ほかの教科は別にして、文章を論理的に読み、設問に対して論理的に答えるということは、そういうことなのである。くりかえしになるが、論理に習熟しなければ意味がない。
そして、「論理エンジン」は習熟するためのシステムなのである。

出口汪『「論理エンジン」が学力を劇的に伸ばす』(PHP研究所)より

したがって,教材をただ解くだけでなく,文章をしっかりと読み解くための論理エンジンによる解説を全員で共有しつつ意見交換をしたり,言葉のルールを確認しつつ詳細に読み解いていったりするような授業がいいかなぁと思っています。
とにかく習熟するためには,コツコツ積み重ねるほかありませんから,やっぱり学問に王道なしですね。

これにはもう少し僕の準備が必要なので,もしやるとしても4月から最初は1クラスぐらいに限定してやろうかなと思っています。「50分×週1回」ベースで基本対象は中学生と考えています。小学生向けのものもありますが,ちょっと彼らの興味を引くには若干内容がシビア過ぎな気が…してます。集中力切らさずに楽しんで学習できればよいのですが…。

興味があるひとはお問い合わせくださいませ。

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