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ミライデザインラボ

室長ブログ

「うちの子、暗記が苦手で…」は勘違いかも?科目別・記憶に定着する「脳の使い方」実践ワーク

「社会の年号や人名が、どうしても覚えられない…」
「英単語をノートに何十回も書いたのに、テストになると出てこない…」
「理科の公式なんて、呪文にしか見えない…」

安城市でお子様の学習を見守る保護者の皆様、こんにちは。
自立型学習塾『ミライデザインラボ』です。

「うちの子、昔から暗記が苦手で…」というお悩み、非常によくお聞きします。しかし、それはお子様の記憶力が悪いから、ということでは決してないかもしれません。もしかしたら、覚えようとしている情報と、脳の「使い方」が合っていないだけだとしたら?

ひたすら書いたり、赤シートで隠したりするだけが暗記ではありません。実は、覚えるべき内容によって、脳が喜ぶ「記憶のスイッチ」は異なります。

今回は、ご家庭でできる「科目別の記憶力アップ実践ワーク」をご紹介します。「暗記」を、つらい作業から、頭を使った面白いゲームに変えていきましょう。

その勉強法、脳に合ってる?「ひたすら書く」の落とし穴

まず知っておきたいのは、「ひたすら書く」という方法は、かけた時間の割に効果が薄い典型的な例だということです 。脳は、意味のない単純作業を繰り返すだけでは、その情報を「重要」だと認識してくれません。  

大切なのは、覚えるべき情報に「意味」や「繋がり」、「イメージ」といった付加価値を与えることです。さあ、科目別に脳のスイッチを切り替えるワークを始めましょう。

【社会科編】バラバラの知識を繋げる「物語づくりワーク」

歴史の年号や出来事、地理の地名や特産物…。これらを一つひとつバラバラに覚えようとすると、脳はすぐにパンクしてしまいます。社会科の暗記のコツは**「関連付け」**です。

  • 実践ワーク:
    1. まず、覚えたい単元(例:「鎌倉時代の始まり」)の中心となる出来事や人物を紙の中央に書きます。
    2. そこから線(矢印)を伸ばし、「なぜ、その出来事が起きたのか?(原因)」「その結果、何が変わったのか?(結果)」「その時、他の人は何をしていたのか?」といった関連情報を繋げていきます。
    3. 「源頼朝が幕府を開いたのは、平氏に勝ったから」→「なぜ勝てた?→東国の武士を味方につけたから」→「どうやって?→土地の支配を認めたから」…というように、「なぜ?」「それでどうなった?」を繰り返すことで、バラバラだった知識が一本の「物語」として繋がります。

このワークは、知識をただの記号ではなく、意味のあるストーリーとして記憶に定着させる効果があります 。歴史の流れを、自分だけの物語として再構築するのです。  

【理科編】複雑な仕組みを単純化する「お絵かきワーク」

植物の光合成の仕組み、電流の回路、化学変化…。理科には、目に見えない複雑なプロセスがたくさん登場します。文字だけで理解しようとすると、脳は混乱してしまいます。理科の暗記のコツは**「視覚化」**です。

  • 実践ワーク:
    1. 教科書の解説を読みながら、その仕組みやプロセスを、自分でイラストや図に描き起こしてみましょう。キャラクターを使ったり、色を使い分けたりするのも効果的です。
    2. 例えば「光合成」なら、太陽をニコニコマークで描き、植物が二酸化炭素を「吸って」、酸素を「吐き出す」様子を矢印で描いてみる。
    3. そして、その自分で描いた絵を、誰かに(あるいは自分自身に)「これはね、こういう仕組みなんだよ」と説明してみます。

この「描いて、説明する」というアウトプット作業が、複雑な情報を整理し、脳に深く刻み込む手助けをします。

【英語編】文字と音を一致させる「なりきりアナウンサーワーク」

英単語の暗記でつまずく多くのお子様は、「文字」として覚えようとしすぎています。しかし、言葉は本来「音」です。英語の暗記のコツは**「音とイメージの結合」**です。

  • 実践ワーク:
    1. 新しい単語を覚えるときは、意味とスペルだけでなく、必ず正しい発音を音声で確認します。
    2. そして、その単語が使われている簡単な例文と一緒に、アナウンサーになったつもりで、少し大げさなくらい感情を込めて音読します。
    3. 例えば “important”(重要な)なら、神妙な面持ちで「This is very important!」と声に出してみる。

このワークは、単語を単なる文字の羅列ではなく、具体的な場面や感情と結びついた「生きた音」として記憶させることができます。

まとめ:お子様に合った「脳の使い方」を、一緒に見つける場所

今回ご紹介したワークは、ほんの一例です。大切なのは、「暗記が苦手」と諦めるのではなく、お子様に合った「脳の使い方=記憶のスイッチ」を見つけてあげることです。

私たちミライデザインラボは、まさにその「スイッチ」を、お子様自身が見つけ出すための場所です。

AI教材「atama+」が、お子様がどこで、なぜつまずいているのかを客観的なデータで示し、「知識の穴」を可視化します。そして、そのデータを見た人間のコーチが、「君のこの苦手は、物語で覚えるのが合うかもしれないね」「この単元は、一度絵に描いて整理してみようか」と、今回ご紹介したような様々な「脳の使い方」を提案し、一緒に試しながら伴走します。

私たちは、答えを教え込むのではなく、お子様が自ら学び、記憶し、考えるための「最高の道具(やり方)」を見つけるお手伝いをします。

「うちの子の『記憶のスイッチ』はどこにあるんだろう?」 「努力が成果に繋がる、正しい勉強法を身につけさせたい」

そう思われたら、ぜひ一度、私たちの「無料学習相談会」にお越しください。お子様の脳が最も輝く「学び方」を、一緒にデザインしましょう。

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