「早く宿題をやりなさい!」
「わかってるよ…」
そう言って部屋に向かったはずなのに、一向に勉強を始める気配がない。気づけばスマートフォンをいじっていたり、ベッドに寝転がっていたり…。
安城市で、お子様の将来を真剣に考える保護者の皆様、こんにちは。
自立型学習塾『ミライデザインラボ』です。
この光景は、思春期のお子様を持つ多くのご家庭で、毎日のように繰り返されているのではないでしょうか。お子様の「後回しグセ」に、ついイライラしてしまい、親子関係まで険悪になってしまう…そんなお悩みをお持ちではありませんか?
「やる気がないからだ」「意志が弱いからだ」と、お子様の性格のせいにしてしまうのは簡単です。しかし、もしその「後回し」が、**やる気や意志力の問題ではなく、単なる「やり方の問題」**だとしたら?
実は、心理学的に見ても、面倒なことを後回しにしてしまうのは、人間のごく自然な反応です。そして、この強力な習性を断ち切る方法は、根性論ではありません。たった一つの、科学的なアプローチに集約されます。
なぜ「やる気スイッチを探す」のは無意味なのか?
多くの方が「やる気スイッチさえ入れば…」と考えます。しかし、残念ながら、何もしないで待っていても、やる気スイッチが勝手に入ることはありません。
脳は、変化を嫌い、現状を維持しようとする性質を持っています。勉強という「面倒で、頭を使う、不快な作業」を前にしたとき、脳が「やりたくない」と感じるのは当然なのです。
「やる気が出たら始めよう」と考えているうちは、永遠にその時はやってきません。順番が逆なのです。やる気は、始めるからこそ、後からついてくるのです。
後回しをなくす唯一の方法、それは「始めるためのハードルを、ありえないほど下げる」こと
では、どうすれば重い腰を上げ、その「最初の一歩」を踏み出せるのでしょうか。
その唯一の方法とは、**「始めるための心理的な抵抗感をゼロに近づける」**ことです。つまり、「これくらいなら、まあやってもいいか」と脳をダマしてしまうほど、最初の行動のハードルを極限まで下げるのです。
実践ワーク1:魔法の「2分ルール」
これは、有名な生産性のハックですが、お子様の勉強にも絶大な効果を発揮します。
- ルール: 「英単語を1時間勉強する」と考えるのではなく、**「とりあえず、英単語帳を開いて2分だけ眺める」**と決めます。
- ポイント: 「数学の問題集を10ページやる」ではなく、「とりあえず、問題集を開いて1問だけ解く」。
目的は、課題を終わらせることではありません。ただ「始める」ことです。一度始めてしまえば、「せっかくだから、もう1問だけ」「キリがいいところまでやろう」と、脳は作業を継続しようとします(作業興奮)。この「最初の一歩」の抵抗感をなくすことが、後回しを克服する最も強力な鍵です。
実践ワーク2:「意志力」に頼らない「環境」を作る
「スマホを我慢する」「ゲームをしない」といった意志力に頼る方法は、必ず失敗します。大切なのは、後回しの原因となる誘惑を、物理的に遠ざける環境を作ることです。
- ルール: 勉強を始めるときは、スマートフォンをリビングに置く、テレビのリモコンを隠すなど、誘惑に手を伸ばすまでの手間を増やすのです。
- ポイント: 逆に、勉強を始めるまでの手間は減らします。机の上は常にきれいにしておき、すぐに教材を開ける状態にしておきましょう 。
「やる気」に頼るのではなく、「やらない方が面倒くさい」という環境をデザインすることが、習慣化の秘訣です。
実践ワーク3:「やらなきゃ」を「このためなら」に変える“目的”を見つける
そもそも、なぜその勉強を後回しにしたくなるのでしょうか。それは多くの場合、その勉強が「自分の未来にどう繋がるのか」が見えていないからです。
- ルール: 「なぜ、この面倒な数学をやる必要があるんだろう?」という問いに、お子様自身の言葉で答えられるように、対話を重ねることです。
- ポイント: 「〇〇高校に合格するため」→「なぜその高校がいいの?」→「強豪のサッカー部に入って、レギュラーになりたいから」といったように、日々の学習と、お子様が心から望むワクワクする未来を繋げるのです。
この「目的意識」こそが、面倒な作業に意味を与え、内側から湧き出るモチベーションの源泉となります。
まとめ:ミライデザインラボが、お子様の「最初の一歩」をデザインします
今回ご紹介した「後回しをなくす方法」は、精神論ではなく、具体的な技術です。しかし、これをご家庭だけで実践し、継続するのは簡単なことではありません。
私たちミライデザインラボは、まさにこの**「後回しグセを解消し、自ら学ぶ習慣を身につける」**ための仕組みと環境が揃った場所です。
- AIが「最初の一歩」を自動で示す 「何から手をつければいいか分からない」という迷いは、後回しの大きな原因です。AI教材「atama+」は、お子様の弱点を正確に分析し、「今、君がやるべきなのはこの1問」と、常に明確な「最初の一歩」を提示します。迷う時間がないから、すぐに始められます。
- コーチが「学ぶ目的」を一緒に探す 私たちは「勉強しなさい」とは言いません。対話を通じて、お子様自身の中から「何のために学ぶのか」という目的を引き出します。その目的が、面倒な日々の学習に取り組むための、最も強力なエンジンになります。
- ラボという「集中せざるを得ない環境」がある 周りの仲間が集中して学習している環境に身を置くことで、自然と「自分もやらなきゃ」という気持ちになります 。家ではできない、強制力が働く学習環境がここにあります。
後回しは、意志の力では治せません。正しい「仕組み」と「環境」、そして「目的」が揃って初めて、お子様は自ら机に向かうようになります。
「うちの子の後回しグセ、根本から治してあげたい」
「努力が成果に繋がる、正しい学習習慣を身につけさせたい」
そう思われたら、ぜひ一度、私たちの「無料学習相談会」にお越しください。お子様の「最初の一歩」を、私たちが一緒にデザインします。