安城市の自立学習型コーチング塾「ミライデザインラボ」です。
塾を探されている保護者の方から、こんなご質問をよくいただきます。
「普通の塾と、コーチングの塾って、何が違うんですか?」
確かに、「コーチング」という言葉はまだ聞き慣れないかもしれません。 今回は、私たちの指導の根幹である「コーチング」が、一般的な「ティーチング(教える指導)」とどう違うのか、そして、なぜ私たちがコーチングこそがお子様の未来を切り拓く力になると信じているのか、その理由をお話しさせてください。
「ティーチング」:答えを教え、「わかったつもり」へ
多くの学習塾で行われているのが「ティーチング」です。これは、先生が持っている知識や解法を、生徒に一方通行で伝達する指導法です。
<ティーチングの例>
生徒: 「先生、この数学の問題が分かりません。」
先生: 「ああ、この問題ね。この公式を使えば解けるよ。まず、ここに補助線を引いて…(解法を説明)…ほら、答えはこうなる。分かったかな?」
生徒: 「はい、分かりました!」
ティーチングには、「すぐに答えがわかる」という即効性があります。しかし、その「わかった!」は、本当にそうでしょうか? 多くの場合、それは先生の説明を聞いて「わかった『つもり』」になっているだけで、いざ一人で類似問題を解こうとすると、手が止まってしまいます。なぜなら、そこには**「自分で考える」というプロセス**が抜け落ちているからです。
「コーチング」:質問を投げかけ、「できる」へ
一方、ミライデザインラボが実践する「コーチング」は、答えを教えません。対話と質問を通じて、答えに至るまでの「思考プロセス」を生徒の中から引き出すことを目的とします。
<コーチングの例>
生徒: 「先生、この数学の問題が分かりません。」
コーチ: 「OK、どこまで分かって、どこからが分からないと感じるかな?」
生徒: 「問題の意味は分かるけど、どう手をつけていいか…」
コーチ: 「なるほど。じゃあ、この図を見て、何か気づくことはないかな?前に習った、あの定理が使えそうだ、とか」
生徒: 「あ、もしかして、あの角が同じだから…」
コーチングでは、コーチは答えを知っていても、すぐには教えません。ヒントとなる質問を投げかけ、生徒が自分の頭で考え、試行錯誤し、自力で正解にたどり着くまで、辛抱強く寄り添います。 このプロセスを経た「わかった!」は、表面的な理解とは全く質が異なります。それは、「できる!」という自信と、再現性のある思考力に変わるのです。
なぜ、コーチングにこだわるのか
ティーチングで得た知識は、魚をもらうのと同じです。お腹は満たされますが、またお腹が空いたら、誰かから魚をもらわなければなりません。 一方、コーチングで得た思考力は、魚の釣り方を学ぶのと同じです。一度身につければ、一生自分の力で魚を釣り続けることができます。
高校入試、大学入試、そして社会に出てから直面するであろう未知の問題。そこには、誰も答えを教えてくれません。自分の力で考え、道を切り拓いていくしかありません。
私たちは、目先のテストの点数を上げることだけをゴールにしていません。 コーチングを通じて、生徒一人ひとりが**「自ら学ぶ力(自立学習の習慣)」**を身につけ、変化の激しい未来をたくましく生き抜くための「一生モノの武器」を手にすること。 それこそが、ミライデザインラボの存在意義だと考えています。
もし、お子様に「自分で考える力」を身につけてほしいと願うなら、ぜひ一度、私たちのコーチングを体験してみてください。