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ミライデザインラボ

室長ブログ

【保護者様・必見】中間テストが終わった今、絶対にすべき事|期末テストで成績が上がる子の共通点

安城市の自立学習型コーチング塾「ミライデザインラボ」です。

地域の中学校では、2学期最初の中間テストが終わり、そろそろ結果が返却される頃かと思います。 答案用紙を前に、ご家庭ではどのような会話が交わされているでしょうか。 「よく頑張ったね!」という喜びの声。 「なんで、こんな点数なの!」という叱咤の声。 「お疲れ様。さあ、次を頑張ろう」という励ましの声。

様々な感情が渦巻くこの時期ですが、一つ、断言できることがあります。 それは、「期末テスト、そして入試本番で本当に成績が上がる子」と「そうでない子」の差は、まさにこのテストが終わった直後の過ごし方で決まる、ということです。

多くの方が、この学力を伸ばす最大のチャンスである**「黄金の時間」**を、知らず知らずのうちに無駄にしてしまっています。 今回は、お子様の努力を未来の結果に繋げるために、「中間テストが終わった今、絶対にすべき事」についてお話しします。


■ 多くのご家庭が陥る、2つの「もったいない」過ごし方

テストが終わった直後、多くのご家庭では、以下のどちらかのパターンに陥りがちです。

パターン①:「結果が悪かった」場合 答案用紙を見て、感情的に叱ってしまう。 「勉強しなさいって言ったでしょ!」 「塾に行ってる意味がないじゃない!」 お子様は萎縮するか、反発して心を閉ざしてしまいます。そして、見たくもない答案用紙は、机の奥深くに封印され、二度と見返されることはありません。 これでは、かけた時間も、受けたテストも、次につながる経験にはなりません。

パターン②:「結果が良かった」場合 「すごいじゃない!」と褒め、テストを冷蔵庫に貼る。 もちろん、努力を認め、褒めることは非常に重要です。しかし、そこで満足してしまい、「なぜ今回は良い結果が出たのか」という成功要因を分析することなく、答案用紙はただの記念品になってしまいます。 そして、「今回できたから、次も大丈夫だろう」という油断が生まれ、期末テストで成績が落ちてしまうケースは、驚くほど多いのです。

この2つのパターンに共通する問題点は、テストを「最終的な成績表」や「審判の宣告」のように捉えてしまっていることです。 しかし、本当のテストの価値は、そこに書かれた点数ではありません。


■ 成績が上がる子の「黄金の1週間」ルーティン

テストの答案用紙は、成績表ではありません。それは、**お子様の学力の現在地、弱点、そして伸びしろが全て詰まった「宝の地図」**なのです。 成績が上がるご家庭では、この地図を最大限に活用する、以下のような「黄金のルーティン」が存在します。

ステップ1:「テストお疲れ様会」を兼ねた「作戦会議」を開く

まず、テストが終わった週末にでも、「お疲れ様」と、お子様の頑張りをねぎらう時間を取りましょう。その上で、決して詰問口調にならず、答案用紙を一緒に広げてみてください。

そして、コーチングの視点で、いくつか質問を投げかけてみます。 「この問題、どうして間違えちゃったんだろうね? 時間が足りなかったかな?」 「お、この難しい応用問題は正解したんだ!すごいね。どうやって考えたの?」 「この漢字ミス、前回も同じ間違いをしていたような気がするね。どうすれば防げるかな?」

目標は、**犯人探しではなく「原因究明」**です。「ケアレスミス」「時間配分ミス」「演習不足」「公式の理解不足」など、失点の本当の原因を、お子様自身が言葉にすることで、初めて具体的な次の一手が見えてきます。

ステップ2:「間違いノート」という名の「自分だけの参考書」を作る

原因が分かったら、間違えた問題だけを集めた「間違いノート」を作成します。これは、市販のどんな参考書よりも価値のある、**お子様専用の「最強の参考書」**になります。

ポイントは、ただ問題と答えを書き写すだけでは終わらないことです。

  • ① なぜ間違えたのか(原因)
  • ② 正解への正しい考え方(プロセス)
  • ③ 次に同じ問題が出たら、どうするか(対策)

この3点を、自分の言葉で書く。この作業を通じて、脳は間違いを「自分ごと」として深く認識し、記憶に刻み込みます。

ステップ3:記憶が新しいうちに「すぐに解き直す」

これが最も重要です。 多くの生徒は、テストの見直しを「次のテスト直前」に行います。それでは手遅れです。 記憶が最も新しく、悔しい気持ちが残っているテスト返却後3日以内に、間違えた問題をもう一度、何も見ずに解き直させてください。

この「即時解き直し」こそが、同じミスを繰り返さないための、最も効果的なワクチンなのです。


■「振り返り」こそが、自ら学ぶ力の根幹です

いかがでしたでしょうか。 テストは、終わった瞬間から、次のテストへの準備の始まりです。 今回ご紹介した**「振り返り→原因分析→対策立案→即時実行」というサイクルこそ、私たちミライデザインラボがコーチングを通じて、生徒たちに身につけてほしいと願っている「自立学習」の力そのもの**です。

もし、「家庭で冷静に子どもと向き合うのは、なかなか難しい…」と感じられたら、ぜひ一度、私たちプロのコーチにご相談ください。 テストの答案用紙を一枚お持ちいただければ、無料の学習相談で、お子様の課題と、期末テストに向けた具体的な学習計画を一緒に作成させていただきます。

「黄金の時間」は、今この瞬間です。 お子様の努力を、確かな未来へと繋げるために、私たちと一緒に、次の一歩を踏み出してみませんか。

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