こんにちは。ミライデザインラボです。
公立高校の試験も終わりました。国立大学の前期日程個別学力検査も終わりました。
当面の目標をすべて終えて，生徒たちが卒業していくこのタイミングは本当に寂しいものです。そして公立高校の合格発表はこれからなので，それを待つというのもなかなか落ち着かないものでもあります。
しかし，マークシートになって，一回の筆記試験になって，面接試験もなくなって，合格発表のタイミングもう少し早く（以下略）
まぁそんなわけで，気持ちを切り替えて3月からは新しい生徒さんをお迎えしつつ，また1年間がんばろうかなーと気合いを入れ直している今日この頃であります。
今年は中3生が少ないので，その分ひとりひとりに魂を込められようにメニューをちょっと変えてみようと思っています。個別にいろんなことできるといいですね。
3月雑感
3月は中学卒業生のために，高校連結をふまえて無料講座を2週間ぐらいやるつもりです。
高校数学と英語のはじめの一歩を中学総復習しつつやっていこうかなと思っています。学校の授業を先回りして独自で学びを進めておくと，授業で得られるものの量がとんでもなく変わってきます。
ゼロから教えてもらうよりも，まず予備知識として先に勉強しておくことで，授業中にあらためてその知識を使って思考したり，考えを深めたりすることができるからです。
こういうやり方を反転授業と言うのですが，実際に反転授業でアクティブラーニング（たとえば，事前に独学で学んで来た内容を使って，授業ではディスカッションをしたり，実事例をもとに，問題点や課題点を列挙し，それを解決するにはどうしたらいいのか？を考えるなど，主体的な学び）をすることで一般的な座学よりも高い効果をあげることが，先例研究としてわかっています。
思考することが大事なのですね。
だからこそ，我々はただひたすら説明を受け，解説を受けて，問題の解き方を教わるという学びから，自分でまず「何がわからないか」を理解し，問題点を探し，仮説を立て，どうすればよいのかを考えるチカラを得る自立的な学びに変えていく必要があるのです。
とは言え，まだまだ保護者のみなさんにとっては定期テストの点数，あるいは学歴としての高校や大学合格の方が，実際の能力よりもずっと大事なのだという理解を変えるのは簡単ではないご時世でもあります。
しかし，時代はきっと待ってくれません。
次の30年はこれまでよりもさらにものすごい速度で，変革をもたらすでしょう。
この10年，20年を振り返ってみてください。いまや「10年一昔」ではなく「5年一昔」と言われる時代です。いったい誰がひとり一台電話を持ち歩く時代が来ると思っていたでしょうか。それどころか今日我々が手にしているのは，電話ではなくパソコンですよ！
電気で動く自動車は自動車と言えるのか。そのときガソリンスタンドで働いていたひとたちの危機感は想像できたでしょうか。あるいは，フィルムを使わないカメラが台頭したとき，フィルム屋さんはどうやって生き延びてきたのか。今まで第一線で働いてきたサラリーマンとて，次の瞬間，分野そのもの，カテゴリーそのものがなくなってしまう！なんてことが現実に起きているのです。
そのとき必要なのは，学歴なのか実力なのか。
学歴がどうしても必要な分野は実はまだたくさんあります。派閥とか，仲間とか，地元とか，出身大学とか，そういうもので将来が決まってしまうような文化をもった職業もあります。
そうです。
なんなら学歴も実力も両方とも持ってしまったらいいのです。
知識とキャリアはどれだけ積んでも重たいものではありません。いろんな体験をして，いろんな学びをして，ついでに高校も大学も希望したところにうかっちゃえばいいんです。
そのためのラボですから。
さぁ，なんとなく胸を突き刺されたような気持ちになったひとは，今すぐ人生の目的をしっかりと持って，これ以上無駄な時間を過ごさないように，とりあえずラボに相談に来て下さい。
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