これだけはやっちゃいけない勉強の仕方を3つ教えましょう。
教えましょうというほどのことでもないけれど,案外,みんなやってるヤツね。
1)ながら勉強
音楽聞きながらやるとなんか集中できるんだよねー,とかよく聞きますが,まぁ勘違いか音楽かけてるだけで聞いてないかですね。
人間の脳は,マルチタスク非対応なので,2つ以上のことを同時に処理することはできません。まして,視覚を奪われるような環境では勉強なんてできません。話をしながらなんてもっと無理です。学習効率が落ちるので,お話したいんなら,勉強はいったん手を止めて,話に集中したほうがいろんな意味で有効です。そのあとでまた勉強したらいいんだから。
2)夜中に勉強
昼に仮眠をとっておいて,夜通し勉強するZEEEEEEEE!的な勉強もダメです。
人間,夜は寝たほうがいいです。
長時間やろうとするよりも,短い時間すごい集中力でやったほうがずっといいです。まして眠いのを我慢しながら勉強するぐらいなら早起きしてやりましょう。
朝は早起きした方がいろいろお得ですし,学習効率もあがるでしょう。なんなら,寝る前に「難しそうな文章を読んで」おくと,夜寝てる間に脳が分析してくれているので,朝起きてもういちど読んでみると「なんか整理がついてる」なんてことがあるかもしれません。
とにかく夜中に勉強しないほうがいいです。せいぜいやった感を得るというか,自己満足どまり。
3)ただただノートに書きまくる
ノートにたくさん書いて,文字で埋め尽くすと「やってやったZE!」という気持ちにはなりますが,ほぼほぼ目的と手段が入れ替わります。
すなわちノートを埋め尽くすのに満足を得て,中身が飛びます。
たくさん書いて覚える!みたいな作業がいったんうまくいってしまうと,成功体験となってしまってこの方法を継続してしまいがちなのですが,大事なことはノートを埋めることではなくって覚えることです。
同じように,教科書に書いてあることをキレイにノートにまとめる勉強も似たようなことになりがちです。キレイに書いて満足することが目的ではないので,ソコソコにしときましょう。
まとめ
以上,やってはいけない3つの勉強法でした。
とくに「ながら勉強」は根本的な集中力欠陥を生むのでホントやめたほうがいいです。音楽を聴きながらというのは,上にも書いたとおり一見うまくいっているように見えるケースもありますが,その多くが勘違いです。
ただし,歌詞のないBGMだけ流すのなら場合によってはダメとまでは言えないかもしれませんが,わざわざやるほどのメリットはあんまりなさそうです。
参考:https://studygeek.jp/brain_science-2/
ちなみに,並行していくつもの作業を行ういわゆるマルチタスクが脳に及ぼす影響についてもいろいろと研究されています。こっちは本当に危険なヤツです。勉強中にスマホは百害あって一利なしですね(映像教材など,ひとつの作業に集中できるものはOK!観るときは観る。聴くときは聴く。ひとつずつ集中して行いましょう)。
参考:https://studyhacker.net/columns/multitasking-syussedekinai