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ミライデザインラボ

室長ブログ

まだ「ひたすら書いて」覚えてる?科学が証明した、脳に定着する勉強法3選

「ノートが真っ黒になるまで英単語を練習したのに、いざテストになると全然思い出せない…」 「毎日、何時間も机に向かっているのに、思うように成績が上がらない…」

安城市で勉強を頑張る中学生の皆さん、そしてお子様の努力を見守る保護者の皆様、こんにちは。自立型学習塾『ミライデザインラボ』です。

もし、先ほどのような悩みを抱えているとしたら、その努力、もしかしたら「もったいない方法」になっているかもしれません。

実は、多くの人が良かれと思って実践している「ひたすら書く」という勉強法は、かけた時間の割に効果が薄いことが科学的に指摘されています。記憶するためには、情報を脳に入れる「インプット」だけでなく、脳から取り出す「アウトプット」の作業が不可欠なのです 。  

そこで今回は、脳の仕組みに基づいた、本当に記憶に定着する「科学的に正しい勉強法」を3つ、厳選してご紹介します。どれも今日から試せるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 最強の暗記術「アクティブリコール(思い出す練習)」

皆さんは、英単語や歴史の年号を覚えるとき、どのように勉強していますか?教科書や参考書を何度もじっと読んだり、ノートに書き写したりしていませんか?

もちろんそれも勉強の一つですが、記憶を定着させる上でより強力なのが「アクティブリコール」、つまり「思い出す」という作業です。

  • なぜ効果があるの? 教科書を閉じて「さっき読んだ内容は何だっけ?」と思い出そうとするとき、脳は必死に関連情報を検索します。この「思い出す」という行為そのものが、脳に「この情報は重要だ!」と認識させ、記憶の神経回路を強化してくれるのです。インプットを繰り返すよりも、アウトプットの練習をすることで、記憶はより強固になります 。  
  • 具体的な実践方法
    • セルフテスト: 問題集を解いたり、一問一答形式で自分に問題を出したりする。
    • 隠して思い出す: 単語帳で、答えの部分を隠して意味を声に出して言ってみる。
    • エア授業: 学んだ内容を、何も見ずに、友達や家族に説明するように話してみる。

2. 忘れることを利用する「分散学習(間隔をあけた復習)」

「テスト前日に一夜漬けで詰め込んだけど、テストが終わったら全部忘れてしまった…」という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

脳は、一度に大量の情報を詰め込むよりも、適度に忘れかけたタイミングで復習することで、記憶を長期的に保持する性質があります。これを「分散学習」と呼びます。

  • なぜ効果があるの? 「忘れそうになる→思い出す」というプロセスを繰り返すことで、脳はその情報を「何度も使う重要な知識」と判断し、忘れにくい長期記憶として保存しようとします。テストのためだけでなく、本当の学力を身につけるためには欠かせない方法です。
  • 具体的な実践方法
    • 学習した翌日: 1回目の復習(10分程度)
    • その1週間後: 2回目の復習(5分程度)
    • その1ヶ月後: 3回目の復習(5分程度)

このように、時間をあけて少しずつ復習を挟むだけで、記憶の定着率は劇的に向上します。

3. 脳を飽きさせない「インターリービング(交互学習)」

「今日は数学の日!」と決めて、何時間も数学だけをやり続ける…。これも一見、集中しているように見えますが、実は効率が落ちやすい勉強法です。

おすすめしたいのは「インターリービング」、つまり異なる科目や単元を交互に学習する方法です。

  • なぜ効果があるの? 同じ科目を長時間続けると、脳は刺激に慣れてしまい、集中力が低下しがちです。数学の計算問題から英語の長文読解へ、というように学習内容を切り替えることで、脳の違う部分が使われ、常に新鮮な状態で学習に取り組むことができます。これにより、集中力が持続しやすくなるだけでなく、それぞれの知識の違いや関連性を脳が整理しやすくなり、応用力も身につきやすくなります。
  • 具体的な実践方法
    • タイマーを使い、30分~60分ごとに科目を切り替える。
    • 数学(計算)→理科(暗記)→英語(読解)のように、頭の使い方が異なる科目を組み合わせる。
    • 同じ数学の中でも、「方程式」と「図形」のように異なる単元を交互に学習する。

まとめ:正しい努力で、未来を変えよう

今回ご紹介した3つの方法は、どれも特別な道具がなくても、意識一つで始められることばかりです。

成績を上げるために最も大切なのは、がむしゃらに勉強時間を増やすことではありません。自分に合った「正しい学習法」を見つけ、効率的に努力を積み重ねることです。

私たちミライデザインラボでは、atama+のような最新のAI教材を使い、生徒さん一人ひとりの「つまずきの根本原因」を正確に見つけ出します 。そして、そのデータに基づいて、今回ご紹介したような「科学的に正しい学習法」そのものを指導し、生徒さん自身が「自ら学ぶ力」を身につけ、成績を伸ばしていくための最適な環境を提供しています。  

「うちの子の勉強法、これで合っているのかな?」 「もっと効率的に成績を上げる方法を知りたい」

もし少しでもそう感じたら、ぜひ一度、私たちの「無料学習相談会」にお越しください。お子様に合った最高の学習プランを、私たちが一緒にデザインします。

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