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ミライデザインラボ

室長ブログ

やめた方が良いテスト勉強法

なんとなくみんなやってるけれどやめたほうがいいテスト勉強の方法。

1.友だちとふたりで一問一答すること

一問一答を友だちとふたりでやるのは,遊んでるだけで効果はちょっぴりです。
わかってる問題は答えられるし,知らない(記憶されていない)問題はできないだけで,できなかった問題をできるようにするなら違う方法でやる方が100倍効果は高いでしょう(当社比)。

なによりふたりで一問一答する意味を考えてみてください。
答えを隠して暗記できてるか確認する(アウトプット)ことをしたいのなら,ひとりでやったらいいし,演習問題を行ってできない問題をあぶり出したいなら,友だちと2人で一問一答するのではなく,普通に演習問題を解いたら良い。

要するに友だちと2人で一問一答をする意義は「友だちと遊びたい」ということを「学習してる風」にアレンジして,勉強してる感を出したいだけのことです。学習時間と遊ぶ時間を切り分ければそれでいいのです。集中して勉強して,その後しっかり遊んだらいいじゃないですか。

2.教科書をまとめること

教科書をきれいにまとめて効果があがるのは,そのできあがったものをあとでしっかりと利用する意欲のあるひとと,まとめることで頭の中を整理することができるひとです。

これはすなわち自立学習の方法を自分で確立できていて,わからないところをひとりで克服することができるひとのことを言っているので,多くの中学生にとって教科書をキレイにまとめる学習法は「やっている感」だけ出て,学力に結びつきづらい方法だと思っています。

実際にそういう方法をとっている生徒達をみていると,実に美しく実にすばらしくノートをつくっている反面,それができたら達成感を得てしまって,本題であるそのノートをつかって学習を始めるというところがきれいさっぱり抜け落ちてしまっています。

そこから先がホントの学習なのだけれどな,とつい思ってしまうのです。

3.キレイに教科書をノートに写すこと

同様に,問題をそのままノートにきれいに書き写して,その後ノートに書き写した問題をみて解いていくという方法をとる生徒もいます。

どうも中学校の内申点評価に絡むような(たぶんルーブリック的なもの)評価の方法として,「ノートをキレイにつくる」という項目があるんでしょう。表現力や思考力を測る指標なのかもしれませんが,これを表面的に理解してしまうと「ノートをキレイにつくる」イコール「高評価」というわかりやすく簡単な図式ができあがってしまい,本来の目的で在る「できないをできるにする」という学習の最大目的が損なわれてしまいます。

つまり,「キレイにノートをつくること」が目的化してしまいます。

断言しますが,キレイにノートをつくるだけで,中身がなければ学力は上がりませんし,出来なかった問題が出来るようにはなりません。焦点をキレイなノートにあててはいけないのです。

キレイなノートをつくる過程,あるいはそのノートを用いた学習によって始めて学力アップは成立しますが,しかしその目的を遂行するためにキレイなノートは必須ではありません。むしろ目的と手段が容易に入れ替わる点で推奨できませんし,キレイなノートをつくるような課題が学校で出ている生徒をみると大げさに言えば「1+1」というようなわざわざ丁寧にまとめる必要もないようなレベルの問題を,きれいに図と解説を入れてノートを作成して,そのうえでようやく「1+1」という問題を解きはじめ,あまつさえその途中経過を含めた記録をつくっているのですから,よくも悪くも「そんなことしてる暇があったら,もうひとつ演習やったらいいのに」と感じてしまうのです。

ちなみに「キタナイノート」と「キレイナノート」でどっちがいいの?と聞かれたらそれは「キレイナノート」です。あたりまえ。これが目的化してはいけないよ,という意味です。

4.友だちといっしょに勉強すること

特に説明する必要もないと思いますが,まぁ遊びますよね。
しっかり自制できている自立(律)型中学生なら大丈夫です。
友だちといっしょに図書館でもなんでも行ってください。
ただまぁどちらにしてもひとりで勉強するんなら,ひとりで行ったらいくね?とは思います。休憩時間とか食事の時間とか,おしゃべりできたり,相談したりできるかもしれません。

5.帰宅後いったん寝て,夜遅くまで勉強すること

23時には寝ましょう。
睡眠不足は効率が落ちます。これはもう本当です。脳科学的にも間違いありません。
大人でも仕事が忙しくて徹夜だぜー,なんてことがたまにありますけれど,徹夜仕事で能率があがったというデータは探した限り見つかりませんでした。むしろしっかりと睡眠をとって翌日,朝から本気で仕事する方が,結果的に成果はあがるというのが本当のところです。

夜以外に寝る,いわゆる昼寝は10分以内が好ましいです。
30分寝るとなるともう昼寝ではなくなってしまうので,ちょっとした脳のリフレッシュではなくて本当に寝るのと同じになってしまうのでこれもオススメしません。眠気が来たときに10分程度のリフレッシュ昼寝が最も効果が高いと言われていますし,23時以降は勉強しても能率が落ちるので,寝る時間はしっかりと決めることが大切です。

って言っても23時には寝ないんだよなぁ。
どっちにしても23時以降まで起きていて良いことはあんまりないですから,遅くまで起きて勉強するぐらいなら,朝早く起きて勉強しましょう。

6.教科書眺めるだけ

教科書眺めるだけの勉強も,「やってる感」が出るだけで,中身はあんまりありません。空いた隙間時間にお手軽に教科書を読むというとか,お風呂の中で湯船に浸かる時間を教科書を読む時間にあてるというのならまだしも,テスト勉強として教科書を眺めるだけなのはインプット効率も悪いでしょう。

勉強するのがめんどくさいひとは,教科書眺めてるだけだったらアウトプット中心の学習に切り替えてもいいと思います。演習問題だけ解いて,間違えたところをフォローするだけでも十分効果はあがります。

7.問題解くだけ

これやってるひと本当に多いです。
問題を解くだけ解いて,間違ったところもわからなかったところも放置。

問題,課題をクリアすることが学習なので,問題解くだけだと片手落ちも良いとこです。せっかくわからないところや間違った理解をしているところ,あるいは間違いやすい傾向などを見つけることができたのに,それをそのままにしておいたのでは「向上」「改善」はしません。

間違えたり,わからなかったところを見つけることが「問題を解くこと」のいちばんの効能です。だからむしろ問題を解き終えてからが学習のスタートというわけですね。

これまであんまり勉強してこなかったひとで,コツコツ勉強していくのが嫌いだーというひとはもういっそのこと,しっかりと解説が載っている問題集を1冊買ってきて,とりあえず問題解いて,解けなかった問題だけ解説を読んで,ひとりで解けるところまで理解をすすめてみてください。

1冊の問題集を3回転ぐらいして,全部ひとりで解けるようになるだけで,ものすごい勉強になると思いますよ!

8.無計画

無計画はやめた方がいいと思うけれど,計画的にこなすのはなかなか難しいので,これは後回しでもいいです。

少し余裕があるひとは,試しに大雑把に学習計画を立ててみて下さい。
計画の立て方はまた別記事で書きますね。

気をつけて欲しいのは,計画を立てることにエネルギーを割きすぎないこと。ちょいちょいっとおおざっぱに計画を立てるぐらいでOKです。

なんでかというと,計画って立ててしまうと,自分を縛り付けるものにもなってしまうからです。計画通りにはいかないことはとっても当たり前のことなのに,なんとなく計画通りにすすめられないとストレスを感じてしまうものなので,ふわっと計画しておいて,それっぽく行動することをまずは始めてみましょう。

そのうち,計画とかスケジュールのこなし方が身についてくるので,そうしたら少しずつ自分好みの計画法でスケジューリングしてみましょう。

9.セオリー無視したレア学習法

セオリー無視するひとけっこういます。
基礎もできていないひとがセオリー無視しても良いことナシですね。

セオリーて,これまでの長い歴史,たくさんの学習者たちが効果の高い学習法を選別しつづけてきた結果できあがったものです。

個別に完全テーラーメイドでつくったものではない代わりに,誰がやっても相応の効果が得られる「再現性」あるものです。基礎はめんどくさいとか,簡単に,一気に得点をあげられる方法があるならそっちのがいいとか,いろいろ言いますが,それがもしも本当にみんなに有効ならもうとっくにセオリーになっていますから,セオリーになっておらずレア学習法扱いだということは,多くのひとが試してみてあんまうまくいかなかったか,あるいはその場しのぎの学習法とか,特定のひとにしか通用しないとか,まぁいろんな問題があってセオリーになっていない学習法だということです。

自分には効果的かもしれない?

可能性はゼロじゃないけどおすすめしません。そんなん後でやるか,暇なときに試してみたらいいじゃん。

10.動画見ながら

これはもう何度も言っていますが,ひとの脳はそもそもマルチタスクができるような機能はありません。どっちも並行して処理しているつもりかもしれませんが,いずれか一方に集中する時間を交互に行っているだけです。

なので,結局どっちつかずで得られるものは半分以下です。これやるぐらいなら,学習時間を半分にして勉強は勉強。動画は動画と時間を切り分ける方が両方とも十分な成果が得られると思います。

たとえば「解説動画」をみるのならしっかり動画に集中する方が効果的だと思います。できれば動画でなく教科書や参考書を読んで理解できるようになるとなおよろし。学習に関係ない動画は問題外。どっちつかずで良いことは一つもないです。そんなの見ながら勉強するぐらいならいっそ勉強なんてやめてしまうことをおすすめします。

ただし,無意識にやるよそ事は,集中力を高める可能性があるという調査結果もあります。

電話中に,メモ用紙にぐるぐると意味の無い模様を描いてみたり,計算中に無意識に手足でリズムを取っていたりなど,無意識にやっている無関係な動作が適度に脳の集中力を分散させてリラックスできるようです。

まぁ,でも「ながら勉強」は基本的に効率が落ちるのでやめた方が良いですね。
遊ぶときは遊ぶ。勉強するときは勉強する。その方が,どっちも効果的で幸せになれますよ。

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