―見えない心の奥にあるエネルギーに火をつけるには?―
こんにちは、ミライデザインラボの手島です。
「うちの子、やる気がなくて…」
お父さんお母さんから、そんな声をよく聞きます。
勉強しなさいと言ってもしない。ゲームばっかり。机に向かってもすぐ飽きる。
親としては心配になりますよね。
でも、僕が日々中学生と向き合っていて感じるのは、
**“やる気がないように見えている子でも、本当は心の奥に火種を持っている”**ということです。
今日は、そんな「やる気がないように見える中学生」とどう向き合えばいいのか。
そのヒントを一緒に探していきましょう。
■ 「やる気がない」は、ほんとうに“ない”のか?
子どもがやる気を出さない理由は、実はとてもシンプルです。
それは、
・やる理由が見えていない
・結果が出るイメージが持てない
・失敗が怖いから最初からやらない
このどれか、もしくは全部だったりします。
つまり、子どもは「本気を出しても無駄かもしれない」と思っているんですね。
だから、やる気の火をつけるには、「やればできるかも」「これって意味があるかも」という気持ちを育てることが大切です。
■ やる気スイッチを入れる3つのアプローチ
1.「勉強しなさい」を言わない
いきなりですが、お父さんお母さんにお願いがあります。
「勉強しなさい」は、今日から封印してください。
これは子どもにとって「もう聞き飽きた言葉」であり、「やる気を失わせる呪文」になってしまっていることが多いんです。
代わりに、「今日はどんな日だった?」「今、何が気になってるの?」といった、子どもの世界に関心を持つ会話を増やしてみてください。
やる気は、人との関係性の中で育ちます。
2.「小さな成功体験」を一緒に作る
やる気を引き出す一番の特効薬は、成功体験です。
しかも、「定期テストで100点」みたいな大きな目標ではなく、「1ページ終わった!」「今日は5分だけやってみた!」で十分。
ミライデザインラボでは、AI教材やコーチングの中で、
子どもが「自分で決めた」「できた」「先生にほめられた」
そんな積み重ねを大事にしています。
自分の力で前に進んだという感覚が、次の行動につながります。
3.「意味づけ」を一緒に探す
子どもが勉強にやる気を出せないとき、よくこう言います。
「勉強しても意味ないし」
これは本音でもあり、防衛でもあります。
でも、「意味」は一方的に押しつけるのではなく、一緒に探していくものです。
たとえば、こんなふうに声をかけてみてください。
「将来、どんなことができたらいいと思う?」
「もし今のうちに〇〇ができるようになったら、何が変わるかな?」
問いかけの中から、子ども自身が「意味」を感じられたとき、行動は自然に変わっていきます。
■ 僕たちが目指すのは、「やる気の土台」を育てること
ミライデザインラボでは、点数や偏差値よりも、まず「子どもが自分の力を信じられること」を大切にしています。
やる気は、命令では育ちません。
**「見守ってくれる人がいる」「自分のペースで進めていい」**という安心感があってこそ、子どもは自ら動き出せるようになるんです。
だから、僕たちは“勉強の教え方”より、“心の関わり方”を大事にしています。
■ 最後に:お父さんお母さんにお願いです
やる気がないように見えると、つい焦ってしまいますよね。
でも、子どもは変わります。
きっかけさえあれば、誰でも変われるんです。
子どもたちはみんな、本当は頑張りたいと思っているんです。
でも、それをどう出していいかわからないだけ。
だからこそ、叱る前に、「大丈夫、君ならできるよ」と伝えてあげてほしい。
その一言が、やる気スイッチを押すきっかけになるかもしれません。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
「うちの子も、やる気がなくて困っている…」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
ミライデザインラボは、子どもが自分から動き出す力を一緒に育てていく場所です。