やる気のスイッチを探してスイッチオン!
なんてことができれば簡単なのですが,結論から言えば「やる気を出す方法」は今のところ見つかっていません。
待っていてもやる気は出てきませんし,誰かがやる気を出させようとコントロールすることもできません。簡単に言えば,
やる気は勝手に出て
勝手になくなります。
モチベーションコントロールなんてことも言いますし,コーチングという手法は間接的にこれを行う手法でもありますが,直接にモチベーションを上げたり下げたりできるわけではないのですね。
じゃぁどうしたらいいのか。
というと,答えはそんなに難しくありません。
「まず始めてみること」です。
やっていると,どんなにつまらない作業でもつい集中してしまうことがある研究でわかっています。「作業興奮」という脳の性質によって,始めてしまうとドーパミンというやる気を司る真剣伝達物質が分泌されることで,ついついやる気が出てきてしまうのだそうです。
したがってやる気が出なくて困ってしまっても「1分だけやってみよう」ととりあえずとりかかってみることで,知らぬ間に没頭してしまう,やる気が生まれてくる,ということになります。
もうひとつ有効なのは,「好きな作業」とか「簡単に終わる作業」からとりかかってみることです。
勉強する気が起きないなぁなんてときは,
1.1分だけやってみよう,と考えてとりあえず始める。
2.好きな教科,好きな学習をちょっとだけやってみる。
3.簡単に終わること,量を減らしてとりかかってみる。
このぐらいから始めてみましょう。
たとえば学習ソフトを立ち上げてみるとか,参考書を開いてみるとか,そういう動作をまずすることが大切ですね。