MENU

ミライデザインラボ

室長ブログ

子育ての新常識?「褒めて伸ばす」だけでは危険な理由と、本当の自信を育む「コーチング」的関わり方

「すごいね、100点取ったんだ!」
「えらい!ちゃんと宿題やったのね」

お子様の頑張りを認め、やる気を引き出すために、私たち保護者は「褒める」ことを大切にします。もちろん、それは素晴らしいことです。しかし、もしその「褒める」という行為が、かえってお子様の挑戦する心を奪い、成長の可能性にブレーキをかけているとしたら…?

安城市でお子様の教育について真剣に考える保護者の皆様、こんにちは。自立型学習塾『ミライデザインラボ』です。

今回は、多くの方が良かれと思って実践している「褒めて伸ばす」子育てに潜む意外な落とし穴と、お子様が自ら考え、困難に立ち向かう「本当の自己肯定感」を育むための**「コーチング」**という関わり方についてお話しします。

「褒める」の落とし穴:結果が出ないと、価値がない?

まず、「褒める」とは、相手が良い結果を出したときに、その成果を肯定的に評価し、伝える行為です. 「100点を取ったから、えらい」「宿題を終わらせたから、すごい」というように、そこには必ず**「条件」**が存在します。  

この関わり方には、注意すべき点が2つあります。

  1. 失敗を恐れるようになる: 褒められることが「良いこと」だと学習すると、子どもは「褒められないこと=悪いこと」と捉えがちです。その結果、「失敗して褒められなかったらどうしよう」という不安から、難しい問題への挑戦を避けたり、間違いを隠したりするようになる可能性があります.  
  2. 他人の評価が基準になる: 常に親や先生からの「すごいね」という評価を求めるようになり、自分がどうしたいかではなく、「どうすれば褒められるか」が行動の基準になってしまいます。これでは、内側から湧き出るような本物の学習意欲は育ちません。

「コーチング」の基本:答えは子ども自身の中にある

では、「褒める」に代わる、よりパワフルな関わり方とは何でしょうか。それが「コーチング」です。コーチングの目的は、答えを与えることではなく、対話を通じて相手の中から答えを引き出し、自発的な行動を促すことです.  

その基本は、評価する「褒める」ではなく、ありのままを**「認める(承認する)」**ことから始まります。

  • 褒める(評価): 「80点も取れてすごいね!」
  • 認める(事実): 「前のテストより計算ミスが減ったね。どんな工夫をしたの?」  
  • 褒める(評価): 「宿題、全部終わってえらい!」
  • 認める(事実): 「苦手な数学の課題に、1時間も集中して取り組んでいたんだね」  

いかがでしょうか。「認める」という行為には、良い・悪いの評価がありません。ただ、そこにある事実やプロセス、努力そのものに焦点を当てます. この無条件の承認こそが、「結果が出なくても、頑張っている自分には価値がある」という安心感、すなわち  

心理的安全性の土台となるのです.  

そして、コーチングでは「質問」を投げかけます。 「どうしてそう考えたの?」「もし次やるとしたら、どこを変えてみる?」「この間違いから、何が学べたかな?」 こうした問いかけは、お子様が自分の頭で考え、試行錯誤し、自ら解決策を見つけ出す力を育てます。

本当の「自己肯定感」は、成功体験ではなく「乗り越えた体験」から生まれる

「褒められて育つ自信」は、成功という土台の上にあるため、失敗するとすぐに崩れてしまう脆さがあります。

しかし、コーチング的な関わりによって育まれる本当の「自己肯定感」は違います。それは、「自分はできる」という自信だけでなく、**「たとえ失敗しても、自分なら乗り越えられる」**という、自分自身への揺るぎない信頼感です.  

自分の力で考え、壁にぶつかり、試行錯誤の末に乗り越えたという体験 。そのプロセスを親やコーチに「認められる」ことで、お子様は結果に左右されない、しなやかで折れない心を育てていくのです。

 まとめ:ミライデザインラボが「コーチ」である理由

私たちミライデザインラボは、単に勉強を教えるだけの場所ではありません。お子様一人ひとりの未来をデザインする「コーチ」でありたいと考えています。

私たちの「AIトレーナー+ヒューマンコーチ」という指導モデルは、まさにこのコーチング哲学を体現したものです。

  • AIトレーナーが「現状分析」と「課題の可視化」を行います。 お子様の弱点や学習のプロセスを客観的なデータで示します。
  • そして、人間の「コーチ」が対話を通じて「承認」と「質問」を繰り返します。 「このデータを見ると、先週は英語の学習に集中できていたね。何が良かったんだろう?」 「数学で少しつまずいているみたいだけど、どこが一番難しいと感じる?」

私たちは、お子様を評価しません。お子様自身が自分の力に気づき、自ら学びに向かう意欲を引き出すための、最高のパートナーでありたいのです。

「褒める」子育てに限界を感じている方、お子様の本当の力を引き出す関わり方に興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちの「無料学習相談会」にお越しください。お子様の未来をデザインする、新しい対話がここから始まります。

< ブログ一覧ページに戻る

上矢印