――「勉強しなさい」を卒業する日。
こんにちは。
安城市でコーチング学習塾を運営している、てしまです。
この仕事をしていて、いちばん多く聞く言葉がこれ。
「うちの子、全然自分から勉強しないんです。」
はい、全国のお父さんお母さんが通る道ですね。
そしてだいたいその次に出るセリフがこちら。
「何回言ってもダメで、つい怒っちゃうんです。」
うん、わかります。痛いほど。
でも今日はそのセリフを、**そろそろ卒業しませんか?**という話です。
■ 「勉強しなさい」はなぜ効かないのか
これはもう、脳の仕組み的にムリなんです。
「勉強しなさい」と言われた瞬間、脳は“自由を奪われた”と感じて、自動で抵抗モードに入ります。
たとえそれが正論でも、子どもは“自分で決めたい”生き物。
つまり、「勉強しなさい」は、やる気のスイッチを押すどころか、ブレーカーを落としてるようなものです。
安城市の学習塾ミライデザインラボでは、保護者面談のとき必ずこの話をします。
どんなに良い教材を使っても、どんなに優秀な先生がついても、
「自分で勉強を始めよう」と思えない限り、長続きはしません。
■ 子どもが“自分でやろう”と思う瞬間
では、どうすればいいか。
答えは意外とシンプルで、「問い」に変えることです。
たとえば、
✗「いつになったら勉強するの?」
〇「今日はどの教科からやるつもり?」
たったこれだけで、子どもの頭の中は“命令を聞くモード”から“自分で考えるモード”に切り替わります。
つまり、「主語」が親→子どもに戻るんです。
コーチング学習塾って聞くとなんか難しそうに思われがちですが、要はこれです。
「命令を問いに変える」。
たったそれだけで、子どもの自立が始まります。
■ もう一つのコツ:「結果」より「プロセス」を承認する
僕ら大人もそうですが、結果だけ見られるとつらい。
「100点すごいね」よりも、「昨日、自分で勉強時間を決めたの良かったね」のほうが、心が動きます。
子どもも同じです。
行動を選べた瞬間をほめてあげると、「自分で決める」こと自体が報われる。
すると、「次もやってみよう」と思える。
これはもう心理学的に証明されている話で、
“自律的動機づけ”と言います。
外からのご褒美じゃなく、自分の中からやる気が出る状態。
安城市のコーチング学習塾「ミライデザインラボ」では、
この“内発的動機”を育てることを、指導の柱にしています。
■ 信じて待つ、という勇気
ここが難しいところなんですけど、
子どもを「信じて待つ」って、実はめちゃくちゃ勇気がいります。
親の心の中はこうです。
「待ってたら、何もしないまま終わるんじゃないか」
「このままじゃ、受験に間に合わないんじゃないか」
わかります。僕も親なので。
でも、信じるとは“放置する”ことじゃなくて、“信号を送って、動く余白を残す”ことなんですよね。
子どもが「自分の判断で動ける」ように、スペースを空けてあげる。
その余白を埋めたがるのが、親の愛ゆえの焦り。でも、そこをちょっと我慢。
■ 実際にあった話
中3のBくん。
最初はお母さんが毎日「勉強したの?」と声をかけていました。
Bくんはだんだん無言になり、ついには塾でもぼんやり。
ある日お母さんにお願いしました。
「今日から“どうする?”だけにしましょう。」
最初の数日は何も変わらず。
でも1週間後、お母さんが言いました。
「最近、自分から机に座るようになったんです。」
問いが増えた分だけ、子どもは“考える回数”が増える。
考える回数が増えた分だけ、“決める力”が育つ。
決める力が育てば、“行動する子”になる。
これがコーチング的なアプローチの本質です。
■ 反省と共感をセットで
「昨日は疲れてたもんね」
「なかなか続けるの難しいよね」
このひとことがあるだけで、子どもは救われます。
反省を責めるんじゃなく、共感で包む。
その上で、「じゃあ今日はどんなふうにやる?」と聞く。
そうやって“信頼関係のバッテリー”を充電していく。
塾でも家庭でも、子どもが一番欲しいのは「正しさ」より「理解」です。
安城市の塾でも、“理解されてる感”をもった子ほど、びっくりするくらい伸びていきます。
■ まとめ:「主語を子どもに戻そう」
勉強しなさい。
やりなさい。
なんでやらないの。
この3セット、もう封印しましょう。
代わりに、こうです。
「今日はどの教科からやる?」
「どこでやるのが一番集中できそう?」
「終わったら何しようか?」
親が“問い”を変えると、子どもの“反応”が変わります。
反応が変わると、“行動”が変わる。
行動が変わると、“習慣”が変わる。
つまり、子どもが変わらないのは、親の問いが変わっていないだけかもしれない。
安城市で「子どものやる気を育てたい」「自分で勉強する力を身につけてほしい」と思っている方へ。
ミライデザインラボは、“やる気を引き出す塾”です。
教えすぎず、でも放置せず。
子どもが「自分で決めて、自分で動く」ようになるコーチングを、毎日の学習で実践しています。
勉強しなさいを言わない塾。
気になる方は、お気軽にオンライン相談へどうぞ。
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