学習塾をやっていると、よく思うことがあります。
子どもが困っている理由は、
必ずしも「勉強が嫌いだから」でも、
「努力が足りないから」でもない、ということです。
やり方がわからない。
何をどう考えればいいのか整理できない。
読んでいるつもりなのに、問題の意味が入ってこない。
分かっていないわけではないのに、言葉にできない。
そういうところで、子どもは案外、静かに止まっています。
そして、親はそれを見て焦る。
「どうしてこんな簡単なことが分からないの?」
「さっき説明したよね?」
「ちゃんと読みなさい」
つい、そう言ってしまう。
でも、本当に必要なのは、叱ることでも、急かすことでもなく、
その子がどこで止まっているのかを、いっしょに見つけることなのだと思います。
だから僕は、いま、教室を大きく広げることよりも、
少人数で、ちゃんと見られる形を選ぶことにしました。
以前のように、たくさん集めて、たくさん回して、
教室を大きくしていくやり方も、もちろん一つの道です。
でも今の僕がやりたいのは、そっちではありません。
ひとりひとりの子どもが、
「何がわからないのか」
「どこで止まるのか」
「どうすれば、自分の言葉で考えられるのか」
そこを丁寧に見ていくラボです。
なので、今のラボは、たくさんの人数を入れる前提ではやっていません。
日曜だけ。
少人数だけ。
必要以上に広げない。
無理に抱え込まない。
そういう形でやっています。
これは、縮小ではありません。
むしろ、僕にとっては再設計です。
大学を辞めたのも、結局は、
子どもが「考える」ということに、本気で向き合う場を作りたかったからでした。
だから今、もう一度そこに戻るなら、
前よりもちゃんと、続けられる形にしたいと思っています。
今のラボが向いている子
今のラボは、こんな子に向いています。
- 文章問題になると急に止まってしまう
- 答えは合っていても、なぜそうなるのか説明できない
- 英語で語順が崩れる
- 家で親が教えると、親子ゲンカになる
- 勉強そのものより、「考え方」や「やり方」でつまずいている
- 大人数の教室より、少人数の方が合っている
逆に言うと、
とにかく大量の問題演習をさせてほしいとか、
受験テクニックをどんどん入れてほしいとか、
そういう教室を求めている方には、今のラボはあまり向いていないと思います。
僕がやっているのは、
「分からないところを教える」だけではなく、
その子が、自分で考え始めるための土台を作ること
だからです。
何をやっているのか
今のラボでは、主にこんなことをやっています。
小学生
学校の勉強を土台にしながら、
- 宿題の進め方
- 算数の読み取り
- 自分の考えを言葉にすること
- 学習習慣の定着
を見ています。
中学生
- 英語の語順
- 基本文法
- 英作文
- 学校の進度に合わせたつまずき直し
などを、少人数で見ています。
言葉で考える算数
これは、ただ計算を速くするためのクラスではありません。
文章問題を読んで、
何が書いてあるのかを整理して、
自分の頭の中にある考えを言葉にする。
そのためのクラスです。
算数が得意か苦手かよりも、
“考える途中”を大切にしたい子に向いています。
今のラボで、やらないこと
これも大事なので、はっきり書いておきます。
今のラボでは、
- なんでも引き受けること
- 無制限に子どもを増やすこと
- 深夜まで対応すること
- 家庭の問題すべてを背負うこと
はやりません。
昔は、そういうこともやりがちでした。
でも、それでは続きませんでした。
今は、続く形でやると決めています。
僕が疲れ切ってしまえば、
結局、子どもにも、家庭にも、よくないからです。
だから、今のラボは、
無理に広げないことそのものが品質管理だと思っています。
最後に
もし今、
「うちの子、勉強が苦手というより、考え方でつまずいてる気がする」
「家で教えるのが、もうしんどい」
「大きな塾は合わない気がする」
「少人数で、ちゃんと見てもらえる場所を探している」
そんなふうに感じているなら、
今のラボは、前よりもずっと合うかもしれません。
たくさんの子を集める教室ではありません。
でも、そのぶん、ちゃんと見ます。
必要なご家庭にだけ届けばいいと思ってやっています。
気になる方は、まずはご相談ください。
いまのお子さんの様子を聞いたうえで、合いそうかどうか、正直にお話しします。