定期テストと実力テストは目的が違う

定期テストは、学校で最近習った内容をどこまで理解しているかを見るテストです。

範囲が決まっています。

教科書、授業プリント、学校ワークなどから出題されることも多いので、事前にかなり対策できます。

一方、実力テストはもっと広い範囲から出ます。

前の学年で習った内容も含まれます。

つまり、

最近勉強した内容を使えるか

を見るのが定期テストで、

これまで習った内容を、必要なときに使えるか

を見るのが実力テストです。

ざっくり言えば、そんな違いがあります。

定期テストと実力テストの結果を見比べている中学生

定期テストは取れるのに、実力テストで取れない理由

これはかなりよくあります。

テスト範囲が決まっていない

定期テストなら「ここからここまで」とわかります。

実力テストでは、どの単元の知識を使うかを自分で判断しなければなりません。

見たことのある問題が減る

学校ワークを何周もすると、問題の見た目を覚えていることがあります。

実力テストでは、同じ考え方でも問題の聞き方が変わるので、理解が浅いところが出やすくなります。

昔習った内容を忘れている

中3のテストに、中1や中2の内容が混ざって出る。

習った直後にはできていても、時間がたつと使いにくくなることがあります。

じゃあ定期テストは意味がないの?

そんなことはありません。

定期テストに向けて計画的に勉強することも大事ですし、学校で習っている内容をしっかり理解することは、その後の学習につながります。

内申点との関係でも、定期テストはかなり重要です。

ただし、

定期テストで高得点 = 基礎は全部大丈夫

とは限らない。

ここだけは気をつけたいところです。

実力テストが高ければ安心?

これも一概には言えません。

実力テストで点数が取れていても、学校の提出物をほとんどやらない、定期テスト前の準備が弱い、という状態なら別の課題があります。

高校受験では、当日の学力試験だけでなく、学校によっては内申も関係します。

なので、「実力テストだけ高ければいい」という話でもありません。

二つのテストの差を見る

僕なら、点数そのものだけでなく、

定期テストと実力テストの差

を見ます。

定期テスト450点、実力テスト430点なら、学習内容が比較的残っている可能性があります。

定期テスト420点、実力テスト280点なら、定期テスト対策では取れていても、以前の内容や初めて見る問題への対応に課題があるかもしれません。

もちろん学校ごとに難易度が違うので単純比較はできません。

でも、同じ子の中で差を追うのはかなり参考になります。

点数の見方そのものをもう少し具体的に知りたい場合は、実力テストは何点取ればいい?もあわせて読むと整理しやすいです。

差が大きいときは何をすればいい?

まず、実力テストで間違えた問題を単元別に分けます。

そして、

「中1の内容だから全部やり直す」

ではなく、

どの知識や考え方で間違えたかを見る。

英語なら、三単現なのか、過去形なのか、不定詞なのか。
数学なら、計算なのか、方程式なのか、関数なのか。

必要なところだけ戻って復習します。

この作業をすると、実力テストが単なる「嫌な点数表」ではなく、次にやることを教えてくれる資料になります。

もし、塾へ通っていても結果が思うように変わらないなら、塾に通っているのに成績が上がらない中学生もかなりつながる話です。

定期テストと実力テストを踏まえて勉強方法を見直している中学生

まとめ

定期テストと実力テストは、どちらも大事です。

ただし役割が違います。

  • 定期テスト:最近習った内容の理解を見る
  • 実力テスト:これまでの内容を必要なときに使えるかを見る

定期テストでは取れるのに実力テストで取れないなら、勉強不足と決めつけず、以前の内容の定着や初見問題への対応を確認してみてください。

ほかの学習記事もまとめて見たいときは、中学生の勉強・成績ガイドからどうぞ。