「単語は少し覚えているのに、文になるとおかしい」
「英作文になると、急に手が止まる」
そんな様子が見られるとき、単なるミスではなく、英語の土台そのものがあいまいになっていることがあります。
中1の英語で、こんな英文を書いてしまう子がいます。
I am play tennis.
一見すると、ちょっとしたミスのようにも見えます。
でも、実はこれは単純なケアレスミスではないことが多いんです。
この英文には、その子の中で英語の骨格そのものがまだ整理されていないというサインが出ています。
英語には、大きく分けて二つの基本の文があります。
ひとつは、
I am happy.
のように、be動詞を使う文。
もうひとつは、
I play tennis.
のように、一般動詞を使う文です。
この二つは、似ているようで、作り方がまったく違います。
ところが、英語が苦手になりはじめた子の中には、この二つの文のルールが頭の中で混ざってしまっている子がいます。
だから、
- am も入れたい
- play も入れたい
その結果、
I am play tennis.
になってしまうんです。
ここで大事なのは、
「なんでこんな初歩的なミスをするの?」
と考えないことです。
むしろ逆で、
今ここで見つけられてよかった
と考えた方がいい。
なぜなら、この混乱をそのままにして進むと、
- 疑問文
- 否定文
- 三単現
- 過去形
そのあとに出てくる内容が、全部あやしくなっていくからです。
たとえば、
- Do you play tennis?
- Are you happy?
- He plays tennis.
- I don’t play tennis.
こうした文は、どれももとの文の骨格がわかっていないと作れません。
つまり、最初のつまずきは小さく見えても、その後の英語全体に影響してくるんです。
中1英語は「最初の単元」ではなく「土台」です
ここで見落としたくないのは、これは今の単元だけの問題ではないということです。
中学英語は、中1・中2・中3がそれぞれ別々にあるわけではありません。
中2・中3の内容は、中1で学ぶ英文の骨格の上に積み上がっていきます。
だから、
- be動詞と一般動詞の区別
- 主語と動詞の関係
- 疑問文と否定文の作り方
- 語順の基本
このあたりが中1の段階であいまいなままだと、その先の内容も理解しづらくなります。
つまり、今見えているミスを直すだけでは足りません。
これから積み上がる状態をつくることが大事なんです。
保護者の方からすると、
- 単語はそこそこ覚えているのに、文になるとおかしい
- テストでは見たことある問題は解けるのに、英作文になると崩れる
そんなふうに見えることがあります。
でも、それは努力不足というより、ルールを整理しないまま、なんとなく進んできた結果であることが少なくありません。
だから必要なのは、やみくもに問題を増やすことではなく、その子が今、どこで混ざっているのかを見つけることです。
見るべきポイントは、たとえばこんなところです。
- be動詞の文なのか
- 一般動詞の文なのか
- 主語は何か
- 動詞はどれか
- その文の骨組みはどうなっているのか
そこが見えてくると、英語は少しずつ整っていきます。
英語が苦手な子ほど、難しいことができないのではありません。
基本の区別があいまいなまま、先へ進んでしまっているだけのことも多いんです。
こんな様子があれば要注意です
- be動詞と一般動詞がよく混ざる
- 英作文になると急に手が止まる
- 並べ替え問題で正解できない
- テストが40点前後から伸びない
そんな状態なら、今いちど「英語の骨格」から見直すタイミングかもしれません。
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