まずは短い英文で様子を見る

英語がわからなくなっているとき、いきなり長文を読ませる必要はありません。

たとえば、

He plays soccer every day.

この文を見て、

  • 主語はどれか
  • 動詞はどれか
  • なぜ play ではなく plays なのか

を説明できるでしょうか。

次に、

Does he play soccer every day?

を見て、

「さっきは plays だったのに、どうして今度は play なの?」

と聞いてみます。

ここが説明できるなら、少なくとも三単現や疑問文の基本はかなり見えています。

逆に、なんとなく正解は選べるけれど理由はわからないなら、そのあたりを整理したほうが早いです。

英語のどこがあいまいなのか教材とノートで確認している中学生

単語だけ増やしても解決しないことがある

英語が苦手になると、まず「単語を覚えなさい」と言われることが多いです。

もちろん単語は必要です。

でも、単語を知っていれば英文が作れるかというと、そうでもありません。

たとえば、

「彼は毎日英語を勉強します」

という文で、

he / every day / English / study

という単語を全部知っていても、

He study English every day.

としてしまうことがあります。

この場合、単語の問題というより、主語に合わせて動詞の形を決めるところがまだ十分ではないわけです。

英語が苦手なときは、「単語が足りない」のか、「文の形が見えていない」のかを分けて考えたほうがいいです。

まず確認したい5つのポイント

1. be動詞と一般動詞

I am busy.
I play tennis.

この2文の違いがはっきりしているかを見ます。

疑問文にすると、

Are you busy?
Do you play tennis?

になります。

ここが混ざっているなら、中1のかなり早いところまで戻ったほうが早いです。

2. 三単現

I play tennis.
He plays tennis.

主語が変わると動詞の形が変わる。

これは英語のかなり基本です。

3. 過去形

I play tennis.
I played tennis yesterday.

いつの話なのかによって動詞の形が変わることを確認します。

4. 疑問文と否定文

Tom plays soccer.
Does Tom play soccer?
Tom does not play soccer.

この変化を自分で作れるか見ます。

5. 短い英作文

問題集の選択肢ではなく、日本語だけを見て英文を作ってみます。

ここまでできれば、少なくとも英文の基本的な組み立て方はかなり見えてきます。

英語のやり直し方をもう少し広く整理したい場合は、中学生の英語は何から勉強すればいい?もあわせて読むとつながりやすいです。

英文の仕組みを考えながら短い英作文を書いている中学生

「学校のテストでは点が取れる」場合もある

ここが少しややこしいところです。

英語が苦手だからといって、定期テストの点数が必ず低いとは限りません。

学校のテストは範囲が決まっていますし、教科書やワークで見た英文が出ることも多いからです。

だから、

「70点あるから基礎は大丈夫」

とも、

「40点だから全部わかっていない」

とも、一概には言えません。

定期テストと実力テストの違いまで含めて考えたいときは、定期テストと実力テストはどっちが大事?も参考になります。

中学生の英語はどこまで戻ればいい?

できないところまで戻ります。

当たり前に聞こえるんですが、これが案外むずかしいんです。

中3だから中3の内容をやらなければいけない。
中2だから中1へ戻るのはよくない。

そんなことはありません。

現在完了がわからない原因が過去形なら、過去形へ戻る。
過去形があやしい原因が一般動詞なら、一般動詞へ戻る。

必要なところだけ戻ればいいんです。

全部を最初からやり直す必要はありません。

1日30分ならどうやる?

僕なら、

  • 10分:単語
  • 10分:基本文法
  • 10分:短い英作文

くらいから始めます。

長時間やるより、短くても毎日「英文を自分で作る」時間を入れるほうが大事です。

英語は、見てわかったつもりになりやすいんですね。
だから、自分で作れるかを確かめたほうが理解度が見えます。

まとめ

「中学生の英語がやばい」と感じたとき、まず確認したいのは難しい長文ではありません。

  • be動詞と一般動詞
  • 三単現
  • 過去形
  • 疑問文・否定文
  • 短い英作文

このあたりです。

英語が苦手でも、全部ができないとは限りません。

わかっているところと、あいまいなところを分けてみる。
そこから必要なところだけ戻って学び直したほうが、最初から全部をやり直すより現実的です。

自分の英語が今どのあたりなのか見てみたい場合は、30問診断も入口として使えます。

ほかの学習記事もまとめて見たいときは、中学生の勉強・成績ガイドからどうぞ。