まず「何のために塾へ行くのか」を決める

最初にここです。

たとえば、

  • 定期テストの点数を上げたい
  • 高校受験対策をしたい
  • 英語だけ苦手
  • 数学の基礎からやり直したい
  • 家では勉強しないので学習習慣を作りたい
  • 勉強方法そのものを見直したい

では、必要な塾が違います。

「評判のいい塾を探す」より先に、何を解決したいのかを決めたほうが選びやすいです。

特に、「次の定期テストで点数を上げたい」のか、「時間がかかっても、自分で考えて解ける学力を身につけたい」のかでは、塾で優先すべきことが大きく変わります。前者なら、テスト範囲を絞り、よく出る問題を反復して、短期間で得点につなげる対策が必要です。一方、後者なら、前の学年の内容まで戻ったり、なぜその答えになるのかを説明したりしながら、理解の土台を作る時間も必要になります。

どちらが正しいということではありません。大切なのは、本人と保護者が望んでいることを塾がきちんと聞き取り、その目的に合った学習計画を示してくれるかどうかです。

できれば本人自身も、「塾に通うことで、どうなりたいのか」を具体的な言葉にしてみてください。「頑張りたい」「成績を上げたい」だけでは、目標が曖昧なままになってしまいます。たとえば、「次の数学で平均点を超えたい」「英語の教科書を自分で読めるようになりたい」「わからない問題を質問できるようになりたい」のように言葉にすると、必要な指導も見えやすくなります。

安城市で中学生の塾選びについて親子で相談している様子

集団指導が合いやすい中学生

集団指導は、決まったカリキュラムで進むことが多いです。

周囲と一緒に進むことで刺激を受けやすく、競争が好きな子にも合います。

一方で、

「今の学校内容より前の単元へ戻りたい」

という場合には、全体の進度と合わないこともあります。

本人が授業についていけるか。
質問できるか。

このあたりは確認しておきたいところです。

個別指導が合いやすい中学生

個別指導は、その子に合わせやすいのが特徴です。

特定教科だけ対策したい場合や、質問が多い子には向きます。

ただし、「個別」と言っても先生1人に生徒1人とは限りません。

1対2、1対3など、いろいろあります。

授業時間の中で実際にどれくらい先生とやり取りできるのかは、確認しておいたほうがいいでしょう。

自立型の塾が合いやすい中学生

自分で問題を進め、必要なときに先生がサポートする形です。

自分で考える時間を取りやすい一方で、何をすればいいかわからない子には具体的な指示が必要です。

「自立型だから自分で全部やってね」

では困ります。

学習内容や進度をどこまで管理してもらえるのかを聞いてみてください。

料金だけでは比較しにくい

月謝が11,000円と20,000円。

数字だけを見ると11,000円のほうが安く見えます。

でも、

  • 週何回か
  • 1回何分か
  • 教材費
  • 季節講習
  • 管理費
  • 年会費
  • テスト費用

などを含めると、実際の負担は変わってきます。

年間でどれくらいになるかまで確認したほうがわかりやすいです。

「今の単元だけ」を教える塾でいいか

ここは中学生の学習ではけっこう重要です。

たとえば中3数学で二次方程式ができない。

二次方程式の解き方だけ教えれば解決する場合もあります。

でも、

因数分解があいまい。
展開で間違える。
正負の計算が不安定。

という場合には、その前へ戻る必要があります。

英語も同じです。

現在完了がわからない原因が、過去形や一般動詞にあることがあります。

学校進度だけでなく、必要なら前の内容へ戻れるかは確認しておきたいところです。

実際、塾へ通っていても結果が思うように変わらないケースでは、塾に通っているのに成績が上がらない中学生で書いたようなことが背景にある場合も少なくありません。

体験授業で見るポイント

体験授業では、先生の説明が上手だったかだけでなく、

  • 本人が質問できそうか
  • 間違えた理由を見てもらえているか
  • 本人のレベルに合っているか
  • 本人が「ここならやれそう」と感じているか

を見てください。

ただし、「授業が楽しかった」という感想だけで決めるのはおすすめしません。体験授業には、その塾でも説明や対応に慣れた先生が担当することが少なくありません。年齢の近い大学生講師で、会話が上手な先生なら、中学生が「楽しかった」と感じるのは自然なことです。それ自体は良いことですが、おしゃべりが楽しいだけでは、塾へ通う目的は達成できません。

見るべきなのは、わからない原因まで確認してくれたか、できるようになるための道筋を示してくれたか、そして、その指導が入塾後も続くのかという点です。体験授業の前後には、次のような事項を必ず塾長に確認してください。

  • 月々の授業料だけでなく、入塾金・教材費・季節講習費・模試代などを含めた年間の総額はいくらか
  • 体験授業を担当した先生が、入塾後も継続して担当するのか
  • 通常はどのような先生が担当し、担当者が変わる可能性はあるのか
  • 本人の目的に対して、入塾後は何を、どの順番で進める予定なのか

体験授業の印象と、実際に通い始めてから受ける指導が同じとは限りません。授業の楽しさに加えて、費用と担当体制、学習計画まで確認してから判断すると安心です。

特に中学生になると、保護者が気に入った塾と、本人が通いたい塾が違うことがあります。

長く通うなら、本人との相性もかなり大事です。

中学生が学習相談で先生に自分の勉強について話している様子

安城市の塾は通いやすさも大事

中学生の場合、夜の授業が多くなります。

送迎が必要なのか。
自転車で通えるのか。
学校から直接行けるのか。

また、通いやすさは距離や所要時間だけでは判断できません。見学や体験授業が昼間であっても、実際に通うのは夕方から夜になることが多いからです。できれば、授業が終わる時間帯にも塾の周辺を歩き、次の点を確認してください。

  • 塾から自宅までの道に街灯があり、暗くなりすぎないか
  • 夜でも人通りがあるか、周辺に不安を感じる場所がないか
  • 自転車で通る道に危険な交差点や、見通しの悪い場所がないか
  • 送迎する場合、安全に乗り降りできる場所があるか

昼間は問題なく見える道でも、夜になると人通りが少なくなったり、街灯が少なくて雰囲気が変わったりすることがあります。保護者だけでなく、できれば本人とも一緒に確認し、「この時間に一人で帰れるか」という視点で考えてください。

週2回、週3回と通うなら、この差は思った以上に大きいです。

授業内容だけでなく、半年続けられる通い方かどうかも見ておくといいでしょう。

ミライデザインラボの場合

ミライデザインラボでは、現在の学校単元だけを見るのではなく、必要に応じて前の内容まで確認します。

特に英語や数学では、今できない問題をそのまま何度も練習するより、

「その問題を解くために必要な、どの力が不足しているか」

を見ることを重視しています。

また、定期テストだけでなく、初めて見る問題でどこまで考えられるかも確認します。

定期テストと実力テストの違いが気になっている方は、定期テストと実力テストはどっちが大事?も先に読んでおくと、塾に何を求めるべきかが見えやすいと思います。

また、英語についての困りごとがはっきりしているなら、中学生の英語がやばいと感じたらも参考になるはずです。

いきなり入塾を決めるより、まずは現在の学習状況を一度確認してから考えてもらう形で構いません。

必要なら、30問診断や学習相談から入ってもらえれば十分です。

まとめ

安城市で中学生の塾を選ぶときは、

  • 何を解決したいのか、本人の言葉で具体的にできているか
  • 集団・個別・自立型のどれが合いそうか
  • 必要なら前の単元へ戻れるか
  • 月謝だけでなく年間の総額はいくらか
  • 体験授業の楽しさだけでなく、入塾後の担当体制と学習計画を確認できたか
  • 夜の周辺環境も含め、安全に通い続けられるか

を確認してみてください。

「一番人気の塾」より、その子が今困っていることに対応できる塾を選ぶ。

僕はそのほうが大事だと思っています。

ほかの学習記事もまとめて見たいときは、中学生の勉強・成績ガイドからどうぞ。