英単語の意味はわかる。並べ替え問題ならなんとかできる。
でも、日本語を見て英文を一から書こうとすると手が止まる。
この場合、単語をもっと覚える前に、英語の文の骨組みを確認したほうがよいことがあります。
英語は、単語を知っているだけでは文になりません。誰が、どうする・どんな状態か、という順番に並べる必要があります。
この記事では、中学生が英作文を始めるときの語順を、短い文から整理します。
日本語を前から一語ずつ英語にしない
たとえば、次の日本語を英語にします。
私は放課後に図書館で英語を勉強します。
日本語の順番のまま、最初から一語ずつ英語に置き換えようとすると迷いやすくなります。
まず探したいのは、文の中心です。
- 誰が:私は
- どうする:勉強します
- 何を:英語を
ここまでで、I study English. という骨組みができます。
「図書館で」は場所、「放課後に」は時を表す言葉として、あとから加えます。
I study English in the library after school.
長い日本語をいきなり全部訳すのではなく、まず短い中心の文を作り、情報を足していくのが基本です。
最初に「誰が」を決める
英作文では、最初に主語を決めます。
- 私は:I
- あなたは:you
- 彼は:he
- 彼女は:she
- 私たちは:we
- 私の兄は:my brother
- この本は:this book
日本語では主語を省くことがありますが、英語の文では多くの場合、主語が必要です。
「昨日、公園へ行きました」とだけ書かれていたら、誰が行ったのかを問題文や会話から確認します。
主語の次を3種類に分ける
ここでは、現在形・過去形の短い肯定文を中心に練習します。主語の次で迷ったら、まず次の3つの形を手がかりにします。英語のすべての文がこの3つだけで説明できるわけではなく、進行形や受動態などは、この後に扱います。
1. be動詞の文
「〜です」「〜にいます」「〜にあります」など、状態や存在を表す文です。
- I am busy.
- She is in the library.
- These books are interesting.
主語に合わせて、am、is、are を選びます。
2. 一般動詞の文
「勉強する」「使う」「好きだ」など、動作や一般動詞で表す文です。
- I study English.
- He plays tennis.
- We like music.
現在形の肯定文で、主語がhe、she、itや「私の兄」などの三人称単数なら、一般動詞は三単現の形にします。多くはsまたはesをつけますが、have → hasのように形が変わるものもあります。
3. 助動詞を使う文
「〜できる」「〜するつもりだ」「〜しなければならない」などを表す文です。
- I can swim.
- She will visit Kyoto.
- You must finish this work.
助動詞の後ろは動詞の原形です。
英作文で迷うときは、まず「be動詞の文か、一般動詞の文か、助動詞を使う文か」を決めます。ここが決まると、疑問文や否定文の作り方も選びやすくなります。
疑問文と否定文は、元の文から作る
疑問文だけを別の形として丸暗記すると、どの語を前へ出すのか混ざりやすくなります。
まず肯定文を作り、使われている言葉を確認します。
be動詞がある文
- She is busy.
- Is she busy?
- She is not busy.
be動詞を前へ出せば疑問文になり、be動詞の後ろにnotを置けば否定文になります。
一般動詞の文
- You play tennis.
- Do you play tennis?
- You do not play tennis.
一般動詞の現在形なら、doまたはdoesの助けを借ります。
助動詞がある文
- He can swim.
- Can he swim?
- He cannot swim.
助動詞を前へ出すか、その後ろにnotを置きます。
文の種類を見分けてから形を変えると、語順を理由と一緒に覚えられます。
まず5語前後の英文を自分で作る
長い英作文を書けるようになりたいときも、最初から長文を書く必要はありません。
まず、5語前後の文を確実に作ります。
- I like math.
- My brother plays soccer.
- We are very busy.
- She can speak English.
次に、一か所だけ変えます。
- I like math. → He likes math.
- We are busy. → We were busy.
- She can swim. → Can she swim?
主語、時制、疑問文など、変える条件を一つに絞ると、自分がどこで迷うかを見つけやすくなります。
「彼はテニスをします」を疑問文にしてみる
Does he plays tennis? にはしません。
doを前に足すだけではなく、主語に合わせてdoesを選び、playsをplayへ戻します。自分でも「彼女は音楽が好きです」を肯定文・疑問文・否定文の3つで書いてみてください。
答えは、She likes music. / Does she like music? / She does not like music. です。疑問文と否定文ではlikesがlikeに戻っていることを確認します。
1日10分でできる語順練習
毎日長い英作文を書くより、短い練習を続けるほうが取り組みやすいことがあります。
- 日本語を見て「誰が」「どうする・どんな状態」を囲む
- まず主語と動詞だけを書く
- 目的語、場所、時を足す
- 主語か時制を一つ変える
- 疑問文か否定文に変える
一つの文を変化させることで、語順と文法を別々にせず練習できます。
答え合わせでは、正解か不正解だけでなく、次のどこで迷ったかを記録します。
- 主語を決められなかった
- be動詞と一般動詞が混ざった
- 三単現のsを忘れた
- 時制を選べなかった
- 疑問文でdo、does、didを選べなかった
この記録が、次に戻る文法を決める手がかりになります。
中学英語全体の考え方や学び方は、安城市の中学生向け英語ガイドでも詳しく案内しています。
作った文の骨組みを読むときにも使いたい方は、長文で主語と動詞を見つける方法へ進んでみてください。修飾部分や接続詞を含む例文で練習できます。
単語を覚えるときも短い文にする
単語帳で日本語の意味だけを覚えると、その単語をどこに置くかまではわかりません。
新しい動詞を覚えるときは、短い例文も一緒に確認します。
- enjoy:I enjoy music.
- need:We need more time.
- visit:She visited Kyoto.
誰が、何を、いつ、という位置が見えると、英作文で使いやすくなります。
ただし、例文をそのまま何十個も暗記する必要はありません。自分や家族、学校生活に合わせて一語だけ変え、自分の文にしてみます。
どこから戻るか迷ったら
英作文の間違いには、いくつか種類があります。
単語が思い出せないのか。
主語の次が決まらないのか。
三単現や過去形で迷うのか。
疑問文・否定文の形が混ざるのか。
すべてを中1の最初からやり直す前に、今の答案で止まった場所を確認します。
全体のやり直し方を整理したい場合は、中学生の英語は何から勉強すればいい?も続けて読んでみてください。
まとめ
英作文で語順に迷ったら、日本語を前から一語ずつ訳すのをいったん止めます。
- 誰が、を決める
- どうする・どんな状態か、を決める
- be動詞・一般動詞・助動詞のどれを使うか決める
- 目的語、場所、時を足す
- 元の文を作ってから疑問文・否定文へ変える
短い文で骨組みを作れるようになると、長い英作文でも、どこから書けばよいかが見えやすくなります。
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ほかの学習記事も見たいときは、中学生の勉強・成績ガイドからどうぞ。