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ミライデザインラボ

室長ブログ

中学生のための結果を出す勉強法。/[くにたて式]中間・期末テスト勉強法

僕は基本的に高校受験の答案用紙作成技術とか、傾向と対策的にここだけやっとけば大丈夫だぜみたいなことにあんまり言及しません。

高校受験のためだけの勉強をしても,大して良いことがないと思っているからです。たいていの場合,そういう勉強の仕方(受験特化な勉強法)は技術的で表面的です。効率的に学べる!とか,1週間でマスターできる!とか,そういう聞き心地の良い言葉に騙されてしまうと学習本来の目的を見失いかねないと思っています。

しかし,うちに通う子どもたちのほとんどは毎日来て,毎日2~3時間ぐらいは居て,少なくともそのうちの半分ぐらいは勉強するようになるので,結果として成績は上がってしまいます。

最初のうちは遊んだり,しゃべったりするだけで勉強をする素振りを見せなかった子たちが,いつの間にか自分で勉強するようになります。

僕は適度にみんなの部活の話を聞いたり,好きな男の子の話を聞いたり,英語の宿題がめんどくさいという話を聞いたり,しているだけなのですが,多くの場合ある程度話をすると,そのうちふらっと「じゃ勉強してくるわ」と言って自分で勉強をしようと決めて自習室へ行くのです。

それまで試験週間以外の平日はほとんど勉強しなかった子たちが,普段から少しずつコツコツ学習時間を設けるようになれば,それだけで成績は上がります。

自分で勉強するのですから,我流というか,洗練されたやり方ではありませんがしかし,学習法としては効率的ではないかもしれないけれど,自分で決めたことの方が納得して進められるんですね。

で,ある程度いくと成績は頭打ちします。
ただ適当に勉強するだけでは,満足しない時期がやってきます。
そのうえで,効率的とか便利な学習法,みたいなテクニックをのせてやる方が効果がわかりやすくていいし,我流ですすめることに少し難しさを感じ始めた頃の方が,最初から正しく美しいやり方を強制するよりもずっと受け入れやすくなるんですね。

時間がないひとにはそんなこと言ってられないとか,我流ってへんなクセがつくから最初から正しいフォームを教えた方が…という考え方もありますから,学習塾をお探しになる場合はいろんな塾の先生のお話を聞いていちばんお子さんにあうところを選ぶとよいと思います。

個人塾の善し悪しは塾長のキャラクターとノウハウにつきます。塾なんて,週に1回2回ただ義務的に行くだけじゃどうせ成績は上がりません。
塾長の熱量と,いかにして”自分事”にしてやるかを真剣に考えているかどうか,この2つは最優先チェック事項です(これに頭を悩ませている塾はたぶん本気の塾です。講師の学歴や教え方のウマイヘタは一つの要因ですが,最も優先するべき事項ではないと思っています)。

中間テストや期末テスト,いわゆる定期試験の結果は中学生諸君にとってはそれなりのストレスでありまして,であれば当然,いかにして勉強をすれば点数があがるのかはものすごく興味があるところなはずです。

興味をもったときにこそ,しっかりと勉強法を教えてあげるチャンスなのです。

さて,塾長のキャラとノウハウという意味で,ずっと前から尊敬してやまない國立先生の新しい本が出たので早速購入デス。毎度,当たり前のことを当たり前に記された本です(このあたり『 #7つの習慣 』に通ずるものを感じます)。

参考まで:amazonへのリンクを置きます。

成績アップ率96.6%![くにたて式]中間・期末テスト勉強法/國立拓治/大和出版 1,650円
>>https://amzn.to/401liQ0 [Amazon]

國立先生は,かの「さくら個別指導学院」の現役塾長です。したがってこの本は塾長自ら中学生たちに向けてその大事なノウハウを書き下ろしてくださっているすごい本なのです。

学習塾経営者にとって國立先生のお話はなんというか無条件に信頼がおける安心感というか,学校の勉強が嫌いな僕にも胸に突き刺さるお話ばかりなのです。

なにがスゴイかってあなた。
この本では,國立先生が自分とこの塾で実際に展開して成功しているノウハウを惜しげもなく披露してくれているのです。
共存共栄,自律分散,オープンソース,Web3.0時代に毎日ブログ更新して「コツコツ最強」を身をもって教えてくれることといい,自分とこの塾生だけ成績あがりゃいいやという欠乏マインドでなく,みんなが成績上がるように(ついでに僕のような始まったばかりの個人塾にも役に立っております)丁寧にその手法を教えてくれる豊かさマインドに脱帽です。

註:この本はもちろん塾経営者向けに書かれたものではなくて,中学生のみんなやこれから中学生になるみんなのために書かれたものなので安心して,手元に持っていて欲しいです。

とにかくこれ読んで,このとおりに勉強したらヒャクパー成果はあがると思います。いや間違いなくあがるでしょう。

問題はこのとおりに勉強できるかというただ一点です。

それについて國立先生は最後にこう言っています。

当たり前だけど,「いいテスト結果」がほしかったら,やっぱり「いい準備」をするしかないということだね。(中略)
ここで必要なのは,今までで一番の準備をすればいいということ。君たち1人ひとりのベストの準備なわけだから,「勉強が苦手だからできない」とかないのよ。(中略)
どんな挑戦であっても,皆が必ずできるのは「いい準備」だけと言ってもいいね。「いい準備」までは全員ができる。まずは皆でここを目指そう!

くにたて式]中間・期末テスト勉強法/國立拓治/大和出版

選択と結果は密接にリンクしているものです。
こういうのを『7つの習慣』では原則と呼んでいますが,「いい選択」が「いい結果」につながるのは必然です。今自分がしなくてはならない「いい選択」ってなんなのかを今一度考えてみてください。

たとえばその「結果」が即座に現れないとしても,なんらか「いい結果」につながっているはずです。原則は当たり前で,誰にも変えられないものだから安心して「いい選択」をしてください。

「いい選択」ができるのはあなただけです。
今のあなたは「いい選択」ができていますか。

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