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ミライデザインラボ

室長ブログ

近況報告/ライフプラン設計

先日、航空自衛隊の20~30代の任期満了前の若い隊員のみなさんを対象にしたライフプラン設計研修に登壇してきました。2日間の研修でしたが、アクティブラーニングを取り入れ、できる限りたくさんのワークを行いながら、人生設計を考えるということを題材に、自分自身のキャリアについても自分で考え、自分で学ぶことが大切さなんですよと、お話してきました。

元気と活力にあふれるみなさんで、グループワークでは時折大きな笑い声を響かせながら、楽しく取り組んでおられ、みなさんご満足いただけたようで講師としても冥利に尽きるといったところですね。

まだ若いみなさんなので自分で学ぶということ、自分で考えて行動するということの重要さがストレートに響くかというとそうではないかもしれません。しかし、こういった研修に臨むにあたって、せっかく忙しい仕事や訓練の合間に時間を割いてこのような研修(これも訓練の一環です)を受けるのですから、より多くのことを学んで帰ろうという強い意志があるひとは、確実に成長を遂げるのです。

会社でもこういった研修が行われますが、こういうものを「こんなの無駄」と一刀両断に切り捨てて、真面目に取り組まないひとが一定数います。

無駄だと思うのなら研修に参加せず、違うことに時間をあてればいいのですが、そうはしません。

なぜなら「上司に行けといわれたから」です。
この主体性のなさこそが、致命的なのです。
上司に行けと言われたから、仕方なく行くけれど、内容は無駄だから適当に時間をやり過ごせばいいやとか、内職してようとか、寝てしまおうとか、その時間を本当の意味で無駄に過ごすことを自分自身で決めていること、そういう自分の行動を他責にすることでごまかしていることに自覚しなくてはいけないのですね。

さて、ライフプラン研修に引き続いて、9月からシステムカウンセリング(航空自衛隊のキャリア向上のための制度で、キャリアにまつわる相談やキャリア開発へのアドバイジングなどをします)が始まりますので、40~50名の隊員さんたちのお話を聴くのがとても楽しみです。

みなさんもぜひ自身のキャリアについて、時々内省を深める時間をもってください。

自分と向き合う時間は大人になればなるほど失われるものです。
カウンセラを鏡にして、自分との対話を楽しむのも、大人のたしなみかもしれませんよ。

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