最初に、テストまでの残り時間を書く

まず「何を勉強しよう」と考える前に、残っている日と使える時間を書きます。

  • 7日以上ある:苦手単元の確認と類題まで進める
  • 3〜6日ある:基本問題に絞り、できない単元を一つずつ確認する
  • 前日:新しい教材を増やさず、確認済みの内容を取り出せるか試す

部活や学校の課題がある日も含めます。「1週間あるから毎日3時間」と決めても、実際に使えなければ計画になりません。

残り時間から、やる量を決める
7日前できない単元を探す基本→類題
3日前基本問題に絞る解ける形へ
前日答えを隠して確認睡眠を削らない

残り時間が少ないことを責めても、使える時間は増えません。ここからの判断に切り替えます。

先にやる1つ目:前回の答案から、落とし方を見る

手元に前回の実力テストがあれば、点数ではなく間違い方を見ます。

  1. 知識を忘れていた
  2. 解き方を思い出せなかった
  3. 問題文の条件を取り違えた
  4. 時間が足りず、手をつけられなかった

たとえば数学の方程式で、計算途中の符号を間違えたなら、方程式の基本問題を数問解きます。文章題の意味を取れなかったなら、計算だけを50問増やしても同じ困り方が残るかもしれません。

英語の長文で単語が原因なら語彙を確認します。単語の意味はわかるのに文がつながらないなら、主語と動詞を見つける練習へ戻ります。

前回の答案がない場合は、学校ワークや最近の小テストから、同じように「自力で止まった問題」を3問探します。

先にやる2つ目:英語・数学は土台になる単元を試す

範囲が広い実力テストでは、最近習った単元だけでなく、前の学年の内容も使います。

英語なら、次の基本文を答えを見ずに作れるか確認します。

  • be動詞と一般動詞を使い分ける
  • 肯定文を疑問文・否定文に変える
  • 主語に合わせて三単現のsを扱う
  • 現在・過去など、時制を選ぶ
  • 短い英文の主語と動詞を見つける

数学なら、次のような土台を試します。

  • 正負の数、文字式の計算
  • 一次方程式を解く
  • 比例・反比例や一次関数で、式・表・グラフをつなぐ
  • 図形の条件に印をつける
  • 文章から、求める数量と単位を決める

すべてを復習するのではなく、各項目から1〜2問ずつ試します。できた項目を何度も繰り返すより、止まった場所を今日の学習にします。

「教科が苦手」から、戻る場所を小さくする
数学が不安方程式で止まる移項後の符号を確認
英語が不安疑問文で止まるbe動詞とDoを確認

英語の基本文で迷った場合は、be動詞と一般動詞の違いから確認できます。数学の途中式で同じミスが続く場合は、ケアレスミスを減らす途中式も使えます。

先にやる3つ目:答えを閉じて、1回だけ解く

解説を読んで「わかった」と感じても、テストでは答えを見ずに始めます。

確認した単元は、同じ例題を眺めて終わらず、少し数字や聞き方が違う問題を1問だけ解きます。

  1. 何も見ずに解く
  2. 答え合わせをする
  3. 間違えた行や判断を見つける
  4. 解説を閉じ、もう一度最初から解く

2回目に解けたら、その日の確認はいったん終えます。翌日、別の問題でもできるかを試してください。同じ問題を覚えただけか、新しい問題にも使えるかを分けられます。

1週間あるときの進め方

5教科を同じ時間ずつに分ける必要はありません。今の答案と出題範囲を見て、優先する単元を選びます。

7日間の一例
  1. 1日目
    前回答案と範囲を確認
  2. 2日目
    数学の基本を試す
  3. 3日目
    英語の基本を試す
  4. 4日目
    理社の語句と理由を確認
  5. 5日目
    国語と時間配分を確認
  6. 6日目
    止まった単元を類題で試す
  7. 7日目
    間違いだけ短く再確認

これは固定の時間割ではありません。学校から範囲や教材の指定がある場合は、そちらを優先します。得意教科をゼロにするのではなく、短い確認で維持し、残りを止まった単元へ回します。

3日前なら、教材を増やさない

残り3日で新しい問題集を買うと、どこから解くかを決めるだけで時間を使います。まず学校ワーク、教科書、前回の答案など、すでに使っている教材から選びます。

1日目は英語・数学の基本を試す。2日目は理科・社会・国語を含め、忘れていた内容を短く確認する。前日は、間違えた問題だけを答えを隠して解きます。

勉強時間を長く見せるために、できる問題を何ページも続けないようにします。「今日できなかった1問を、明日自力でできるようにする」を目標にします。

前日に何もしていないと気づいたら

前日に全範囲を埋めることはできません。やることをさらに絞ります。

  • 学校から指定された範囲・持ち物を確認する
  • 英語・数学の基本問題を各3問程度試す
  • 忘れていた公式や語句を一枚に絞る
  • 朝にもう一度見るものを決める
  • 睡眠時間を削って、新しい単元へ広げない

一夜で実力全体を変えようとするより、知っていることを本番で取り出せる状態にします。

テスト後は、点数を次の準備へつなげる

実力テストは、受けて終わりではありません。答案が返ったら、今回準備した単元が使えたかを確認します。

点数、平均点、順位の見方は、実力テストは何点取ればいい?で整理しています。定期テストとの役割の違いは、定期テストと実力テストはどっちが大事?も参考にしてください。

まとめ

実力テストの勉強をしていないと気づいたら、全範囲を最初から始めるのではなく、次の3つを先に行います。

  1. 前回の答案から、間違い方を見る
  2. 英語・数学の土台になる単元を少数の問題で試す
  3. 解説を閉じ、別の問題を自力で解く

残り時間に合わせて量を減らし、今日確認する一つを決めてください。

高校入試に向けた学習全体を整理したい場合は、安城市の高校入試対策ガイドをご覧ください。中3の学習内容は、高校入試対策でも案内しています。

ほかの学習記事も見たいときは、中学生の勉強・成績ガイドからどうぞ。