実力テストの日が近いのに、まだ何も勉強していない。範囲が広すぎて、どこから始めても終わる気がしない。
そんなとき、全教科を最初からやり直そうとすると、教材を開いただけで時間がなくなります。残り時間が短いほど、「全部」ではなく「今から確認できるもの」を選ぶことが大切です。
実力テストの準備は、答えを一時的に覚えて点数を作るためだけのものではありません。以前に習った内容を、自分で思い出して使えるかを確かめる機会です。
この記事では、学校から示された範囲や持ち物を確認したうえで、今から先にやる3つを整理します。
最初に、テストまでの残り時間を書く
まず「何を勉強しよう」と考える前に、残っている日と使える時間を書きます。
- 7日以上ある:苦手単元の確認と類題まで進める
- 3〜6日ある:基本問題に絞り、できない単元を一つずつ確認する
- 前日:新しい教材を増やさず、確認済みの内容を取り出せるか試す
部活や学校の課題がある日も含めます。「1週間あるから毎日3時間」と決めても、実際に使えなければ計画になりません。
残り時間が少ないことを責めても、使える時間は増えません。ここからの判断に切り替えます。
先にやる1つ目:前回の答案から、落とし方を見る
手元に前回の実力テストがあれば、点数ではなく間違い方を見ます。
- 知識を忘れていた
- 解き方を思い出せなかった
- 問題文の条件を取り違えた
- 時間が足りず、手をつけられなかった
たとえば数学の方程式で、計算途中の符号を間違えたなら、方程式の基本問題を数問解きます。文章題の意味を取れなかったなら、計算だけを50問増やしても同じ困り方が残るかもしれません。
英語の長文で単語が原因なら語彙を確認します。単語の意味はわかるのに文がつながらないなら、主語と動詞を見つける練習へ戻ります。
前回の答案がない場合は、学校ワークや最近の小テストから、同じように「自力で止まった問題」を3問探します。
先にやる2つ目:英語・数学は土台になる単元を試す
範囲が広い実力テストでは、最近習った単元だけでなく、前の学年の内容も使います。
英語なら、次の基本文を答えを見ずに作れるか確認します。
- be動詞と一般動詞を使い分ける
- 肯定文を疑問文・否定文に変える
- 主語に合わせて三単現のsを扱う
- 現在・過去など、時制を選ぶ
- 短い英文の主語と動詞を見つける
数学なら、次のような土台を試します。
- 正負の数、文字式の計算
- 一次方程式を解く
- 比例・反比例や一次関数で、式・表・グラフをつなぐ
- 図形の条件に印をつける
- 文章から、求める数量と単位を決める
すべてを復習するのではなく、各項目から1〜2問ずつ試します。できた項目を何度も繰り返すより、止まった場所を今日の学習にします。
英語の基本文で迷った場合は、be動詞と一般動詞の違いから確認できます。数学の途中式で同じミスが続く場合は、ケアレスミスを減らす途中式も使えます。
先にやる3つ目:答えを閉じて、1回だけ解く
解説を読んで「わかった」と感じても、テストでは答えを見ずに始めます。
確認した単元は、同じ例題を眺めて終わらず、少し数字や聞き方が違う問題を1問だけ解きます。
- 何も見ずに解く
- 答え合わせをする
- 間違えた行や判断を見つける
- 解説を閉じ、もう一度最初から解く
2回目に解けたら、その日の確認はいったん終えます。翌日、別の問題でもできるかを試してください。同じ問題を覚えただけか、新しい問題にも使えるかを分けられます。
1週間あるときの進め方
5教科を同じ時間ずつに分ける必要はありません。今の答案と出題範囲を見て、優先する単元を選びます。
- 1日目
前回答案と範囲を確認 - 2日目
数学の基本を試す - 3日目
英語の基本を試す - 4日目
理社の語句と理由を確認 - 5日目
国語と時間配分を確認 - 6日目
止まった単元を類題で試す - 7日目
間違いだけ短く再確認
これは固定の時間割ではありません。学校から範囲や教材の指定がある場合は、そちらを優先します。得意教科をゼロにするのではなく、短い確認で維持し、残りを止まった単元へ回します。
3日前なら、教材を増やさない
残り3日で新しい問題集を買うと、どこから解くかを決めるだけで時間を使います。まず学校ワーク、教科書、前回の答案など、すでに使っている教材から選びます。
1日目は英語・数学の基本を試す。2日目は理科・社会・国語を含め、忘れていた内容を短く確認する。前日は、間違えた問題だけを答えを隠して解きます。
勉強時間を長く見せるために、できる問題を何ページも続けないようにします。「今日できなかった1問を、明日自力でできるようにする」を目標にします。
前日に何もしていないと気づいたら
前日に全範囲を埋めることはできません。やることをさらに絞ります。
- 学校から指定された範囲・持ち物を確認する
- 英語・数学の基本問題を各3問程度試す
- 忘れていた公式や語句を一枚に絞る
- 朝にもう一度見るものを決める
- 睡眠時間を削って、新しい単元へ広げない
一夜で実力全体を変えようとするより、知っていることを本番で取り出せる状態にします。
テスト後は、点数を次の準備へつなげる
実力テストは、受けて終わりではありません。答案が返ったら、今回準備した単元が使えたかを確認します。
点数、平均点、順位の見方は、実力テストは何点取ればいい?で整理しています。定期テストとの役割の違いは、定期テストと実力テストはどっちが大事?も参考にしてください。
まとめ
実力テストの勉強をしていないと気づいたら、全範囲を最初から始めるのではなく、次の3つを先に行います。
- 前回の答案から、間違い方を見る
- 英語・数学の土台になる単元を少数の問題で試す
- 解説を閉じ、別の問題を自力で解く
残り時間に合わせて量を減らし、今日確認する一つを決めてください。
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