「個別に見てもらっているのに、なぜ伸びないのか」
個別指導に通っているのに、思ったほど成績が伸びない。これは、保護者の方にとってかなり悩ましい問題です。
集団授業ではなく、個別指導を選んでいる。子どものペースに合わせてもらえるはず。わからないところも質問できるはず。それなのに、定期テストの点数が上がらない。実力テストになると伸びない。苦手教科への不安が残ったまま。
そうなると、「本人のやる気が足りないのでは」「家での勉強量が少ないのでは」「塾を変えた方がいいのでは」と考えたくなります。
もちろん、勉強量や家庭学習の習慣は大切です。ただ、個別指導で成績が伸びないとき、それだけで判断してしまうと、本当に見るべきところを見落としてしまうことがあります。
大事なのは、個別指導に通っているかどうかではありません。
そこで、何を見てもらえているかです。
個別指導なら必ずその子に合う、とは限らない
個別指導という言葉には、安心感があります。
一人ひとりに合わせてくれる。わからないところを教えてくれる。集団よりも質問しやすい。学校の進度に合わせてくれる。そうしたイメージがあるため、成績が伸びないときに「個別指導ならなんとかなるのでは」と考えるのは自然です。
ただ、個別指導にもいろいろな形があります。
学校の予習を進める個別指導。テスト前の問題演習を中心にする個別指導。宿題管理をしてくれる個別指導。わからない問題をその場で教える個別指導。講師1人に対して生徒2人、3人を見る形式もあります。
どれが良い悪いという話ではありません。大切なのは、お子さんの状態と、塾で見ているものが合っているかどうかです。
たとえば、学校のワークを進めれば点数につながる子もいます。少し説明を受ければ自分で解ける子もいます。テスト前に演習量を増やすことで伸びる子もいます。
一方で、もっと手前のところで止まっている子もいます。
英語なら、文の形そのものが見えていない。数学なら、問題文の意味が取れていない。勉強の仕方以前に、どこから手をつければいいかがわかっていない。
この状態で、学校進度に沿って問題演習だけを続けても、なかなか成績は安定しません。
成績が伸びない子は、「今の単元」ではなく「前の層」で止まっていることがある
個別指導に通っているのに伸びない子に多いのは、今習っている単元より前の段階でつまずいているケースです。
たとえば、中2英語の授業で不定詞を習っているとします。塾でも不定詞の問題を解く。講師が説明する。その場ではなんとなく解ける。けれど、テストになるとミスが多い。
このとき、不定詞だけが原因とは限りません。
そもそも主語と動詞をつかめていない。be動詞と一般動詞が混ざっている。三単現や過去形があいまい。英文を左から構造として見る力が弱い。そういう状態のまま不定詞を学んでいると、新しい文法を習うたびに上に積み上げられず、横に散らばっていきます。
数学でも同じです。
一次関数が苦手に見えても、実は比例・反比例の感覚が弱い。方程式の文章題が苦手に見えても、実は問題文の条件整理ができていない。図形が苦手に見えても、実は角度や合同条件以前に、図から情報を取り出す見方が育っていない。
つまり、表面上は「今の単元ができない」ように見えても、実際にはもっと下の層で止まっていることがあります。
この場合、今の単元だけを教えても、根本的には伸びにくいのです。
「わからない問題を教える」だけでは足りないことがある
個別指導でよくある形は、子どもがわからない問題を持ってきて、それを講師が解説するというものです。
これは、うまく機能すればとても良い方法です。自分で解いて、わからないところを質問し、解説を聞いて、もう一度解く。主体的に学べる子にとっては、かなり効果があります。
ただし、すべての子に合うわけではありません。
なぜなら、勉強が苦手な子ほど、自分が何をわかっていないのかをうまく説明できないからです。
「どこがわからない?」と聞かれても、「全部」としか言えない。あるいは、「なんとなく」と答える。本人も困っているけれど、どこで止まっているかを言葉にできない。
この状態では、わからない問題をその場で教えてもらっても、次の問題でまた止まります。
本当に必要なのは、「この問題の解き方を教えること」だけではありません。どこでつまずいているのかを、先生側が見立てることです。
子どもの答案を見る。途中式を見る。英文の組み立て方を見る。問題文をどう読んでいるかを見る。間違え方を見る。そこから、何があいまいなのかを探る。
個別指導で成績が伸びるかどうかは、この「見立て」の深さにかなり左右されます。
その場ではわかった気がするのに、テストで使えない
個別指導に通っている子に多い悩みのひとつが、「授業中はわかるのに、テストになるとできない」というものです。
これは、子どもが嘘をついているわけではありません。授業中には本当にわかった気がしていることが多いです。
先生が横で説明してくれる。必要なところでヒントを出してくれる。途中まで一緒に考えてくれる。その状況では解ける。でも、テストでは一人です。問題を見て、何を使うか判断して、手順を選び、最後まで進めなければいけません。
ここには大きな差があります。
「説明を聞けばわかる」ことと、「自分で判断して解ける」ことは同じではありません。
成績につなげるには、説明を受けたあとに、自分で再現する時間が必要です。さらに、少し聞かれ方が変わった問題にも対応する練習が必要です。
授業中に先生が丁寧に教えてくれていても、子ども自身が考える時間や、間違いを整理する時間が足りないと、テストで使える力にはなりにくいのです。
家庭で見られるサイン
個別指導に通っているのに成績が伸びない場合、家庭でもいくつかのサインが見られます。
まず、塾の宿題はやっているのに、テスト前になると何を復習すればいいかわからない子です。これは、問題をこなしてはいるけれど、自分の弱点を整理できていない可能性があります。
次に、塾では「わかった」と言って帰ってくるのに、家で似た問題を解くとできない子です。この場合、授業中の理解が、まだ自力で使える状態まで届いていないのかもしれません。
また、間違えた問題の直し方が「答えを写すだけ」になっている子も注意が必要です。正しい答えを書いて終わりにしていると、なぜ間違えたのかが残りません。次に同じような問題が出たときに、また同じところで止まります。
さらに、塾に通っていることで、本人も親も少し安心してしまい、学習の中身を見なくなることがあります。
「塾に行っているから大丈夫」と思いたいのは自然です。ただ、通っていることと、必要なところが整っていることは別です。
親ができることは、塾を責めることではなく「見るポイント」を変えること
個別指導で伸びないとき、すぐに「この塾は合っていない」と判断する必要はありません。もちろん、本当に合っていない場合もあります。ただ、その前に確認したいことがあります。
その塾では、今の単元だけでなく、前のつまずきまで見てくれているか。
子どもがどこで止まっているのかを、具体的に説明してくれるか。
授業中に何をしたかだけでなく、次に何を整える必要があるかが見えているか。
子ども本人が、自分の課題を少しずつ言葉にできるようになっているか。
これらを見ると、個別指導が機能しているかどうかがわかりやすくなります。
家庭での声かけも、「塾に行っているのになんで上がらないの?」ではなく、「今、どこが一番わかりにくい?」と聞く方がいいです。
子どもが答えられなければ、それ自体がサインです。何がわからないかを言えない状態なら、まずそこを一緒に見つける必要があります。
ミライデザインラボ2.0では、問題の前に「どこで止まっているか」を見る
愛知県安城市のミライデザインラボ2.0では、個別に教えることそのものよりも、まず「どこで止まっているか」を見ることを大切にしています。
英語であれば、今の単元だけでなく、文の形、主語と動詞、be動詞と一般動詞、語順、英作文の組み立て方まで見ます。中2・中3の内容で困っているように見えても、実は中1英語の土台に戻る必要があることもあります。
数学であれば、計算ミスだけでなく、問題文の読み取り、条件の整理、式を立てる前の考え方を見ます。計算練習を増やすべきなのか、それとも文章を読み取る力を整えるべきなのかで、必要な支援は変わります。
塾長1on1では、ただ横について問題を解くだけではなく、その子がどの段階で止まりやすいのかを見ながら進めます。必要であれば、学年や単元を戻って土台を整えることもあります。
個別指導で大切なのは、「一対一かどうか」だけではありません。
その子のつまずきが、ちゃんと見られているかどうかです。
個別指導を選ぶ前に、見てほしいこと
個別指導に通っているのに成績が伸びないとき、それはお子さんの努力不足とは限りません。塾に通っているのに結果が出ないからといって、すぐに本人を責める必要もありません。
見るべきなのは、今その子に必要な支援と、実際に受けている指導が合っているかどうかです。
問題演習が必要な子もいます。戻り学習が必要な子もいます。勉強のやり方を整える必要がある子もいます。文の構造や読み取り方から見直す必要がある子もいます。
必要なものは、一人ひとり違います。
ミライデザインラボ2.0では、塾長1on1やつまずき診断を通して、お子さんの現在地を一緒に整理しています。
「個別指導に通っているのに伸びない理由を知りたい」「今の塾が合っているのか判断したい」「どこから見直せばいいか知りたい」という方は、まずは学習相談をご検討ください。
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