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室長ブログ

定期テストは取れるのに実力テストで点が取れない中学生に起きていること

定期テストではそこそこ点が取れるのに、実力テストになると急に点数が下がる。中学生の保護者の方から、よく聞く悩みのひとつです。

学校のワークも提出している。テスト前にはそれなりに勉強している。定期テストでは平均点以上を取ることもある。それなのに、実力テストや模試になると、思ったほど点が取れない。

この状態を見ると、
「本当はわかっていないのでは」
「勉強の仕方が悪いのでは」
「もっと復習させた方がいいのでは」

と感じるかもしれません。

もちろん、復習は大切です。ただ、この問題を単純に「勉強不足」と見てしまうと、本当に見るべきところを見落としてしまうことがあります。

定期テストと実力テストでは、求められている力が少し違います。だからこそ、点数の差には、その子の学び方や理解の積み上がり方が表れます

保護者が感じやすい悩み

定期テストで点が取れている子ほど、実力テストの結果が悪いと、保護者も本人も戸惑います。

「普段のテストではできているのに、どうして?」
「学校の授業についていけていないわけではないはず」
「テスト前だけの勉強になっているのかな」
「このままだと受験で困るのでは」

こうした不安は、とても自然なものです。

特に中学生の場合、定期テストの点数だけを見ると、勉強が順調に進んでいるように見えることがあります。学校の範囲に合わせてワークを解き、暗記をし、提出物を整えれば、ある程度の点数は取れることもあります。

けれど、実力テストでは、範囲が広くなります。以前習った内容も出ます。問題の聞かれ方も変わります。単元ごとに整理された問題ではなく、複数の知識を組み合わせて考える問題も増えます。

ここで点数が下がるということは、単に「やっていない」というより、知識がまだ自由に使える状態になっていない可能性があります

よくある誤解

よくある誤解は、「定期テストで取れているなら、基礎はできているはず」と考えてしまうことです。

もちろん、定期テストで点が取れることは大事です。学校の授業内容を追い、提出物に取り組み、テスト範囲を勉強する力があるということだからです。

ただし、定期テストの点数は、必ずしも「本当に使える理解」が身についていることを意味するわけではありません

定期テストは、範囲がはっきりしています。学校のワークやプリントから似た形式で出題されることもあります。テスト直前に集中的に覚えれば、ある程度対応できる場合もあります。

一方で、実力テストは「覚えたことを、そのまま出すテスト」ではありません。

前に習った内容を思い出す力。
問題文を読み取る力。
何を使えばよいか判断する力。

英語であれば、文の形を見抜く力。
数学であれば、条件を整理して式につなげる力。

こうした力が必要になります。

つまり、定期テストと実力テストの違いは、単に「簡単か難しいか」ではありません。決まった範囲を再現するテストなのか、これまでの理解を使って対応するテストなのか。その違いです。

本当の原因・構造の説明

実力テストで点が取れない子に起きていることは、大きく言えば「知識が点で残っていて、線や構造になっていない」ということです。

たとえば英語なら、単語は覚えている。文法用語も聞いたことがある。学校のワークも解ける。けれど、初めて見る英文になると、どこが主語で、どこが動詞で、何を説明している文なのかが見えない。

この状態では、定期テストのように範囲が狭い問題には対応できても、実力テストのように初見の英文が出てくる場面で止まりやすくなります。

数学でも同じです。計算問題はできる。公式も覚えている。けれど、文章題になると、何を求める問題なのか、どの条件を使えばいいのかが見えない。すると、式を立てる前に止まってしまいます。

ここで必要なのは、ただ問題量を増やすことではありません

問題をたくさん解けば伸びる子もいます。ただ、それはすでに土台がある程度整っている場合です。土台が不安定なまま問題量だけを増やしても、同じところで何度も止まり、本人の中には「やってもできない」という感覚だけが残ってしまいます。

本当に見るべきなのは、「どの単元が苦手か」だけではなく、「どの段階で止まっているか」です。

覚えるところで止まっているのか。文や問題を読み取るところで止まっているのか。知識を選ぶところで止まっているのか。自分の答えを確認するところで止まっているのか。

点数の差は、その子の中で起きているつまずきのサインです。

家庭で見られるサイン

家庭でも、いくつかのサインを見ることができます。

たとえば、定期テスト前は机に向かえるのに、実力テストや模試の勉強になると何をしていいかわからなくなる子がいます。これは、範囲が決まっていれば動けるけれど、自分で復習範囲を判断することが難しい状態かもしれません。

また、学校のワークは解けるのに、少し聞かれ方が変わると手が止まる子もいます。これは、解き方の手順を覚えている一方で、問題の意味を読み取って判断する力がまだ育っていない可能性があります。

英語では、並べ替え問題はできるのに、自分で英文を書くと語順が崩れる。本文内容の問題はなんとなく解けるのに、初見の長文になると読めない。こうした場合、単語力だけでなく、文の構造をつかむ力が弱いことがあります。

数学では、計算はできるのに文章題になると止まる。図形の問題で、どこを見ればいいかわからない。途中式を書かず、答えだけを出そうとする。こうした様子も、理解の構造を見るうえで大切なサインです。

親ができること

親が最初にできることは、点数だけを見て判断しないことです。

もちろん、点数は大事です。ただ、点数だけを見て「もっと勉強しなさい」と言っても、本人がどこで止まっているのかわからなければ、次の一手が見えません。

実力テストの結果が返ってきたら、まず見たいのは、どの教科が悪かったかだけではありません。どんな問題で落としているかです。

覚えていれば取れた問題なのか。問題文の意味が取れていないのか。途中までは合っているのか。まったく手が出ていないのか。時間が足りなかったのか。

この見方をするだけで、「勉強不足」という大きな言葉から、「ここで止まっている」という具体的な見立てに変わります。

声かけも同じです。

「なんで実力テストになると取れないの?」よりも、「どの問題が一番やりにくかった?」と聞く方が、子どもは答えやすくなります。

「もっと復習しなさい」よりも、「どこから復習したらよさそうか、一緒に見てみよう」と言う方が、次の行動につながりやすくなります。

大事なのは、親が解決しすぎることではありません。子どもが自分の状態を少しずつ見られるように、問いを変えることです。

ミライデザインラボ2.0ではどう見るか

愛知県安城市のミライデザインラボ2.0では、定期テストと実力テストの点数差を、単なる勉強量の問題としては見ません。

特に中学英語では、「どの文法を習ったか」だけでなく、文の形が見えているか、主語と動詞をつかめているか、be動詞と一般動詞が整理されているか、初見の英文を読むための土台があるかを見ます。

英語は、上に進めば進むほど、下の土台がそのまま影響します。中1の文の形があいまいなまま中2・中3の内容に進むと、定期テスト前にはなんとか覚えられても、実力テストでは崩れやすくなります。

だからこそ、ミライデザインラボ2.0では、中学英語のつまずき診断を通して、今どこで止まっているのかを見立てます。そのうえで、必要に応じてLAYER XやLAYER01など、土台を整える学びにつなげていきます。

実力テストで点が取れないことは、子どもが怠けている証拠ではありません。むしろ、今の学び方や理解の積み上がりを見直すタイミングです。


定期テストでは取れるのに、実力テストになると点が取れない。そんな状態が続いている場合は、まず「どこで止まっているのか」を見てみることが大切です。

ミライデザインラボ2.0では、中学英語のつまずき診断や学習相談を通して、お子さんの現在地を一緒に整理しています。

点数だけでは見えにくい理解の土台を確認したい方は、まずは中学英語つまずき診断・学習相談をご検討ください。

👉 中学英語つまずき診断
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