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親と子のコーチング

親と子の コーチング を考える。#05―ミライデザインラボ式コーチングのこと。

コーチング 学習塾ミライデザインラボ

ミライデザインラボ式 コーチング のこと。

誤解が多い コーチング

今回は僕が行っているコーチングの概要をお話したいと思います。
というのも,親子のコーチングと大くくりにするとき,それが含んでいるものは多分にミライデザインラボで行っているコーチングとは異なる点が多く,またコーチングに対する誤解も多いなぁと日頃から感じているからです。

ラボでのコーチング,またこのブログで述べている親と子のコーチングは,根っこはビジネスシーンで用いられている人材育成としての手法であり,子育ての手法ではありません。

Instagramなどでよく見かける,声かけの一種とか,褒めてのばす子育て,ポジティブシンキング,とも異なります。耳障りの良い言葉だけで,人材育成を完遂することはできませんし,コーチングはそもそも「本人の内にある答えを探す支援」をするものであって,本人の内にない事柄を引っ張り出すことはできません。

また,僕は学校の勉強が嫌いで,偏差値偏重の考え方には賛成はできません。学習塾のくせに,受験テクニックや答案用紙の作成スキルみたいなことを教えることはしたくないと思っています。

したがって,これらの学習スキルを獲得するための手段としてのコーチングでもありません。

ただし,一方でこれらのスキルが無駄だとも,不要だとも思っていません(学習塾としても,僕には真似できないこれらのスキルを指導できる学習塾はすごいなーと思っています)。
ラボのコーチングでは,ジリツと主体性の獲得をゴールとしていますが,知識の詰め込みとも棲み分けされるべきもので,コーチングでジリツ性を育むことだけが唯一無二の教育方法だとも思っていません。

コーチング は大人相手が基本

別の視点では,ビジネスシーンで用いられるコーチングは,言ってみればオトナを相手に行うものですから,前提としてある程度の人生経験を経ていて,様々な教育や学習をすませていることになります。したがって,たとえば内省を促し,自身の内面と対話を進めるとき,自我の確立を終えていることは大前提となるわけです。
それに照らせば,これをそのまま小学生や未就学児に当てはめようとしても無理がありますし,成立しがたいと思ってもいます。

コーチングは今や多くの流派に枝分かれし,関係団体も数えきれないぐらいあります。
そして,そのひとつひとつが手法や目的を各々掲げており,修得するための難易度にも差があるでしょうし,その効果も様々でしょう。

家族みんなで コーチング
みんなで話そう!みんなで学ぼう!親子のコーチング

MDL式コーチング

ここでご理解いただきたいことは,ミライデザインラボ式のコーチングは,子育ての無数にある手法のひとつであり,とりわけジリツ性と主体性を育むことを目的としたスキームですが,決して万能でもなければ,他の手法を否定するものでもないということです。

そして,決してお手軽に身に付く手法でもないことも加えてお伝えしたいと思います。

他の親子のコーチングと異なり,僕のコーチングはただ声の掛け方を変えるだけで人生が変わることもなければ,良い子(?)に育つというものでもありません。万能な気付きをどんどん与えることもできませんし,そのままのあなたでいいんだよ,といつ何時どのタイミングでも言うかというとそんなことはありません。がんばらなくていいよとも言いません(むしろ頑張らなくていいはずがない,と思ってますがこの話はまた別に記事をエントリーします)。

10年以上コーチングを学んできました。
それでもなお,コーチングの道に終わりは来ません。修得したと言えるレベルにあるかどうかもよくわかりません。それぐらい奥が深く,道のりは険しいと感じています。
けれども,コーチングは多くの親や上司,人材育成にたずさわる者みんなに学んで欲しいと思えるものです。次世代の人材育成はコーチング型でなくてはならないと思っています。

コーチングなんて要するに指導できないヤツの言い訳じゃないの?とか
どこかの宗教とか自己啓発セミナー的な?
みたいな誤解は,できる限り解きたいと思っています。
(大人向けのコーチングについても,もし興味がおありでしたらお声かけください。いくらでもお話します。)

子育てとコーチングについて

子育てに正解はなしとよく言われますが,まさしくその通りであると思います。
いかなる子育ての手法も,すべてのお子さんに適用させられるというものはないでしょう。なぜなら,ひとはそれぞれ異なり,統計的にうまくいく確率がいかに高い手法でも,目の前のお子さんに対して機能しなければ,その手法をそのまま用いるのではなく,細かくアジャストしていくか,あるいはバッサリ切り捨てて,別の手法を探すのが正解でしょう。

その意味でも,コーチングは子育てと相性が良いかというと,実はそうでもないなと思うことは多々あります(そのいくつかは,以前に記事をアップしています)。

にもかかわらず,あたかもすべてのお父さんお母さんに通じる手法のように,僕らは書いてしまうこともありますが,一般論で論じられたとて,自分の大事なお子さんにそのまま適用されるかどうかは,やはりしっかりと見守る必要があります。

その点に関して言えば,ラボのコーチングの大原則は「本人がどう感じるか」がもっとも重要だとしている点で,より柔軟であるとは言えます。もちろん自由というのは,実はもっとも難しいやり方なので,小学生にこれを与えれば我々が期待する自主性,主体性とは異なる自由を選択しがちです。
しかし,これも時間をかけて見守りつつ,時折「自由」「期待すること」「主体性」など,あなたに与えられた時間で,あなた自身が有効に働くことに時間を割くこと,そしてそれを自分で考えて選択すること,を丁寧に話してあげることで少しずつ理解を深めていきます。

たとえばYouTubeを毎日6時間も見続けていたお子さんがいました。
あるとき「本当は僕はYouTubeを見たくないんだよ,でも次の動画が始まると,見たいと思っちゃう自分もいて,結局見ちゃうんだよ」と言いました。
小学校3年生のお子さんで,この2つのジレンマをしっかりと認識しているのです。見たい自分と見たくない自分,どちらも本当の自分ですが,共存することの矛盾を理解することが重要です。僕はこの時,矛盾した二つの願望はあって当然ですし,あって構わないことを伝えました。
そのうえで「見たくない自分は,どうして見たくないと思うのかな。」と尋ねます。
彼は「時間を無駄にしない人になりたい」と言いました。
YouTubeを見るとき,本当に見たいという意志をもって見るのか,なんとなく見ちゃう,当初予定していなかったものまで惰性で見ちゃうのか,前者なら選択的であり主体的な行動と言えます。何らかの目的をもってYouTubeを視聴することは決して悪いことではなく「自由」の範疇だと僕は考えます。

しかし,後者であればそれはマネジメントに失敗していることを意味するので,目的のない反応的な行為と考えます。

反応的というのは,刺激に対して「考え」を挟まないオートマチックな反応という意味です。選択的の反対ですね。

この少年は,結果として「YouTubeを見ない(見る時間を減らす)」という目標を立てて,見事にそれを達成しました(その代わり違う問題は出ましたが,それは次の課題となりますね―この話も長くなるので別記事で書きます)。

おそらくこのコーチングセッションにおいても,彼の考えや感じたことをひとつも否定しなかったこと,それでどうしたいのか?を自分で考えてもらったこと(考えてもらうことは意図的ですが,考えさせたわけではなく,考えを知りたいというコーチの意図で「どうしたいの?」という疑問を提示します)で,ポジティブに進んだのだろうと考えますが,それ以前に「自分のこと」「自由に考えていいこと」「意見をもっていいこと」「自分に必要なものな何か考えること」「意見を言っても叱られたり,怒られたり,否定されたりしないこと」など,ベースにあるものがしっかりと熟成されていたことが重要なのです。

それはとりもなおさず,日ごろの対話が重要であることの紛れもない証左でもあります。

このように,子育てとコーチングの相性は難しくもあり,しかし有効に働くようにアレンジすることで,子どもたちの主体性やジリツにダイレクトにアクセスすることは十分に可能です。

まとめ

親子のコーチングは,元来のコーチングは難しいので,聴くに徹するという意味でカウンセリング寄りに。そして率先垂範という意味でメンタリング寄りに,行うことがラボでは有効だと考えています。

したがって,やはり基本となるスキルは「聴く」ということになります。
とりわけ自我が確立されていないお子さんにとっては「気持ち」や「感じたこと」をできるだけ聴き取ってあげてください。感じたことを言語化する過程で,子どもたちとても「自分の気持ち」に初めて触れるので,そこでまた異なる感情を抱くかもしれませんし,何かに気が付くかもしれません。

もちろん元々知らないことは,いくら自分自身と相談しても出てこないように,教えることは教えなくてはいけないですし,やってみせることも必要です。やってみせ,言って聞かせて,させてみせ…が必要な場面もあると思います。一方で,だからと言って最初から最後まで全部教えてしまっては「考える」ができません。

したがって意図的に「考える」を起こすのですが,答えがわかっているけれど,わざわざ考えさせるという意識ではなく,お父さんお母さんはぜひとも,自分の考えとは異なる考えや,新しい知見が現れることも想定して,興味をもって考えを聞かせて欲しい!という意識で考えさせてあげてください。

その時,自分の想定と異なる結果がかえってきても,それを受け容れる覚悟が必要です。
そのために考えさせたのですから。
自分が決めた落としどころへ誘導するために,順序だてて考えさせてはいけません。それでは教科書を順になぞらえているのと同じです。

考えてもらうときのコツは,まず横に広げて,広がり切ったところで,今度は縦に掘り下げます。

横に広げるときの質問は簡単です。「他には?」だけでOKです。
なにかいいアイディアはあるかな?うん,他には?それ以外でなにかないかな?
出きったところで,どう?今まで出てきたアイディアで一番しっくりくるのはどれかな。一つ選んで,もう少し具体的に考えてみようか?

子どもたちの発想は本当に豊かです。
いろんな回答がどんどん出てきて楽しいですよ!
たくさん話を聴いてあげてください。興味を持って,いろんな言葉を聴きとってあげてください。

親子のコーチングはホント奥が深いですね。

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